〃 ページ11
__
___…
Ong Seongwu × me
俺の密かな楽しみ。
それは可愛い妹と夜食を食べること。
夜中にどうしようもなくお腹が空いた時、リビングに行くと高確率で彼女と遭遇する。それから二人で顔を見合わせて「流石同志」なんて言って笑って、今日は何の出前を取ろうかなんて話し合ったりして。夜食を美味しそうに食べる彼女の姿を見て癒されたりなんかもしちゃって。
そんな彼女との束の間のひと時が俺にとって、いつの間にか日々の楽しみの一つとなっていた。
そして今日も練習でヘトヘトになって宿舎に帰ってきて、そそくさとキッチンの方へと向かった彼女に声をかけた。
SW(ｿﾝｳ)「A、今日夜食何食べる？」
『…あ〜、私夜食は当分いいです』
思わぬ返答。
食べる事が大好きな彼女がこんな事言うと思っていなかったから思わず「え？」って聞き返してしまった。聞けば今日「最近顔が丸くなった」って言われたらしくて、キッチンにも水を取りに来ただけみたいだった。
SW「ヤー！そんな事誰がうちの可愛いAに言ったの！」
『……ペジニョン』
SW「……ああ」
確かに言いそう。彼なら言いかねない。まあ、それもきっとただの照れ隠しだと思うけれど。
SW「そのままのAで充分可愛いよ」
これは本当。俺の可愛い可愛い妹。
それに、夜食の相棒が居なくなったらつまんないしね。
ぽん、と彼女の小さな頭に手を乗せると暫く止まってそれから俺の手を頭からどかした。
『ソンウオッパは夜食の相手が居なくなるのが嫌なだけでしょ？』
SW「あ、バレた？」
『もう！』
SW「ごめんって、でもAが可愛いのは本当だよ。」
オッパの保障付き、なんてウインクを付けてみると彼女はふっと柔らかく笑った。
『イケメンのオッパの保障付きは何だか嬉しいですね』
SW「でしょ？」
彼女は先ほどより更にくしゃりと笑顔を作ってそれから大きく伸びをした。
『あ〜やっぱ、お腹空いてきちゃった！』
SW「お〜Aは今何の気分？」
『ジャージャー麺！』
あ、俺も同じこと思ってた。なんて。
それだけでちょっとだけ胸の奥が暖かくなる。堪らず俺はスマホをスクロールした。
.
『ところで、オッパはいつもそうやって世の女性を落としてるんですか？』
SW「…どうだと思う？」
___…
__
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 191人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ももな - ジフンくんとの絡みが見たいです！あとはジニョンくんやグァンリンくんとも書いてくださると嬉しいです…更新楽しみに待ってますね！ (2019年10月30日 23時) (
レス) id: 59d022900f (このIDを非表示/違反報告)
神田ニエル。 - 更新お疲れ様です！最近更新されなかったので体調が悪いのかな〜？とか思って勝手に心配してましたwこれからも応募してます！！ (2019年5月6日 2時) (レス) id: 4450166156 (このIDを非表示/違反報告)
ナス子(プロフ) - Mercuryさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます…これからも更新頑張りますのでどうぞよろしくお願いします！ (2019年5月5日 1時) (レス) id: 743e3490ae (このIDを非表示/違反報告)
ナス子(プロフ) - runamoko0510さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると私としても本当に励みになります…楽しんで読んで頂ける様更新頑張ります！ありがとうございます！ (2019年5月5日 1時) (レス) id: 743e3490ae (このIDを非表示/違反報告)
Mercury - はじめまして！すごく面白いです！楽しいです！無理せず更新頑張ってください！！ (2019年4月13日 23時) (レス) id: ed949b2bae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナス子 | 作成日時：2019年2月1日 0時
