欲しいのは

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『ん…』

「あれ、起きた？おはよう」

『…おはよぉ』

「んー寝起きぽやぽやで可愛いねぇ」

『ハナ…？ここどこ？』

「ここは、僕のお家だよ」

『ハナの？』

「うん。離れたくなくて連れて帰ってきちゃった」

『ママは…？』

「いないよ。僕だけいれば十分でしょ？」








まだ理解できてなさそうなAちゃんを引き寄せ腕の中に閉じ込める
子供らしい高い体温と柔らかい体
これがこれからずっと僕だけのものだと思うと興奮する







「Aちゃん帰りたくないって言ってたじゃん」

『…いや、ママに会いたい、ママ』

「お母さんでも僕といる時に他の人の話しないでよ」







腕に力を入れてそう言うと途端に震えて泣き出したAちゃん


やっと自分の状況が理解できたのかな
かわいそうに、泣いちゃって
でも泣いてるところも可愛いね








「Aちゃんは、これからここでずっと僕と生きていくの。もちろんママにも会わせないよ」

『ひっく、まま、なんで』

「なんで？そんなの僕がAちゃんのこと好きだからだよ。簡単でしょ？」







泣いているAちゃんにちゅっと軽く口付ける
小さい唇を啄むように何回も角度を変えて



気づけばAちゃんは泣き止んでいて、とろんとした顔をしていた
誘拐されてるのにそんな顔しちゃうんだ
ほんとかわいいねぇ







「まだ小さいから全部出来ないのが残念だけど…これからずっと一緒にいるんだし、ね」







そう言うとまた怯えたように震えだしたAちゃん
頭を撫でてあげると少し落ち着く

そんな彼女が愛おしくてたまらない









「愛してるよAちゃん。ずーっと一緒にいようね」












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お久しぶりです！
無事受験も終わりました〜！なんとか第一志望に合格できたので良かったです！

また、長らく更新をお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした💦
待っていてくださり、ありがとうございます！


ハニは多分オッパじゃなくて、名前で呼ばせそうなんだよな…という妄想の末ハナと呼ばせることにしました。
Aちゃんは日本に帰れずずっとハニのお家で鎖に繋がれて過ごすんでしょうね
お母さんたちも警察に届け出出したり、ハニに署を出てからどこに行ったか知らないかとか聞くんでしょうけど信頼されているのでバレることはないかと。
イメージ鳥籠というより牢獄に近いです

気に入っていただけると嬉しいです！
素敵なリクありがとうございました〜！

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