42.絶叫系 ページ42
.
園内に入ると
深澤先輩と碧ちゃんは
さっきまでの緊張が嘘みたいに
本当のカップルのようなはしゃぎっぷりを
見せていた。
碧「深澤先輩、絶叫系いけるんですか？」
深「いやもちろん！遊園地まで来て絶叫系
乗らないのはお金の無駄よ！碧ちゃんは？」
碧「奇遇ですね…全く同じ意見です！」
深「よっしゃジェットコースター乗ろうぜっ！」
碧「やったあ！」
こんなに楽しそうな碧ちゃんが見れただけで
私は胸がいっぱいになった。
ジェットコースターに向かう2人の背中に
重い足取りでついて行く。
渡「乗れんのお前。絶叫系」
「あ、はい…いや、乗れるわけでは…でも、はい！
頑張ります！」
渡「…なんだよそれ」
「深澤先輩も碧ちゃんも楽しそうだし、今の雰囲気を
壊すべきじゃないから…」
渡「……」
実は絶叫系は全く乗れません。
小学校の時に″緊急停止″という地獄を味わって以来、ちょっとしたトラウマになった。
でも深澤先輩も碧ちゃんも凄く楽しそうだし
なにより渡辺先輩は、遊園地大好きって言うくらいだから絶叫系大好きなんだろうと思って。
好きな人の好きな物は好きになりたいって思うし、
ここらで克服を目指すか…と
腹を括ろうとしていた時だった。
「えっ、？」
渡「ふっかごめん二人で乗ってきて」
いきなり渡辺先輩に手首を掴まれて
足止めをした。
深「あー了解！じゃああとでLINEするわ！」
碧「Aのことお願いします」
渡「うん」
「え、え、ちょっと」
そのまま渡辺先輩は2人に背を向けて
私の手を掴んだまま
ジェットコースターとは逆の方向に歩き始めた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1006人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
華(プロフ) - 遥さん» コメントありがとうございます！ううう嬉しい…(´∵`) 続編ではもっとキュンキュンさせられるように頑張ります！本当にありがとうございます！！ (2020年1月12日 22時) (
レス) id: d3c3bfbe55 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 最近翔太くんdr期なのですがもう読んでてすごくキュンキュンしました更新楽しみにしてます！！^_^ (2020年1月12日 21時) (レス) id: 82b3793e6d (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます(；；) 気温のことまで気にしてくださって…お優しい…もうおかげで頑張れます(泣)本当にありがとうございます、、！ (2020年1月10日 20時) (レス) id: d3c3bfbe55 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです最高です亮平くんと涼太君と翔太くん寄りのオール担当です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2020年1月10日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 綴さん» ご丁寧にご指摘くださって本当にありがとうございます…先程外させて頂きました、今後は二度とこんなことがないように気をつけます、、！ (2020年1月8日 23時) (レス) id: d3c3bfbe55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華
| 作成日時：2020年1月6日 0時
