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？？「……あの、手、離してもらっていいですか？」
「……え、」
男「あ？なんだお前？」
すると、1人の男の人が私の腕を掴む男の手を思いっきり掴んでいた。
え……誰……？
？？「嫌がってるじゃないですか。やめてもらっていいですか？」
男「あ？うっせーな！！コイツが先にぶつかってきたんだろうが！」
すると、その男の人は強引に私の腕から手を離させると、私を引き寄せて抱きしめた。
……え？
？？「……彼女に触らないでもらえますか。」
男「うっせーなこの……」
男２人組の片方が手を上げると、男の人はその手を掴んで背負い投げした。
一瞬の素早い動作に思わず瞬きすら忘れてしまう。
？？「……まだやる？」
男「く、クソ……おい、行くぞ！！」
男「お、おう！！」
ガラの悪い男２人組は悔しそうに逃げて行った。
……めちゃくちゃ痛そうな音したな……大丈夫かな……
？？「……怪我ないですか？大丈夫ですか？」
男の人はくるっと振り返って、私を心配そうに見る。
「あ！全然平気ですよ！どうも、ありがとうございました。」
私がペコリと頭を下げ、顔を上げるとその人は驚いたような顔をした。
「……？なにか？」
その人は、私の顔をまじまじと見つめる。
その人のお顔立ちは驚くほどに整っていて、髪色は茶髪。
その顔立ちと髪色からして子犬を連想させる。
……あれ、なんか、この人……
？？「……あの、もしかして、……A先輩、ですか？」
私の顔を真っ直ぐに見つめて言う。
私は頷いて見せる。
「そうですけど……えっと……」
？？「……あ、あの時名前言ってなかったんですよね……僕、松村北斗です。先輩が大学生の頃に、公園で犬のキーホルダーを探してた高校生です。」
「…………え、」
……大我、高地。
これってもしかして、――運命の再会なのでしょうか？
私たちは、近くにあった公園のベンチに座っていた。
「私のこと、覚えてくれてたんだね。」
北斗「勿論です！！」
松村くんはニコッと笑って言う。
その笑顔が、脳裏に焼き付いていた笑顔とぴったり重なる。
――本当にあの子だ。
北斗「本当に先輩にお礼が言いたくて。わざわざ、手伝ってくださってありがとうございました。」
「あの時も言ったけど、全然いいよ。私も楽しかったし。」
私も笑顔で言う。
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すのうHIINA - 夜桜さん» 初めまして！！ありがとうございます！！夜桜様をきゅんきゅんさせられるように更新頑張ります！！ (2023年4月29日 23時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - はじめまして ！ 作品ご愛読させていただいております ！ 塩な北斗くんが犬系になるの本当に素敵です！ストーリーもめっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2023年4月1日 18時) (レス) @page10 id: d6e64cd393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年3月28日 18時
