クロコダイルの娘がクロコダイル好きすぎてどんな場所にもついて来てしまう件について【続2】【ワンピース】 (ページ10)

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クーページ10

貴女side

？「可愛い天使ちゃん、いきなりごめんなぁ」

貴女「あなた一体何者なの」

クー「俺はクー。裏のもんさ」

貴女「裏？」

クー「武器に食料、情報に人間。
裏で取引をしてるのさ。俺に盗めねぇもんはねえんでな」

貴女「この船は一体どこへ向かってるの」

クー「引渡し場所さ」

"プルプルプル"

"ガチャ"

クー「あー、あー。タナカさんか」

『例の小娘は捕まえましたか？』

クー「もちろんでぇ。ただの能力者じゃねえって言うのは確かだな。海が荒れてやがらぁ」

『スルルル･･･お気をつけて、クー様』

クー「金を忘れんじゃねえぞ」

『もちろんです、では』

タナカさん？誰？

ダメだ、海楼石で上手く力が入らない。

私はどこへ連れて行かれるの？

クー「可愛い俺の天使ちゃん、売っちまうのは名残惜しいが、生きてくためだ」

貴女「クロコダイルが助けてくれるわ」

クー「あぁ、あのクロコダイルと一緒に居たってのは本当か。
一体どういう関係だ？」

貴女「私のお父さんよ。私の恩人でもあるわ。
貴方には関係ない！今すぐこれを外して！」

クー「そういうわけにもいかねえんだ。
ほら、お迎えだぜ。じゃあな天使ちゃん」

クーという男は私を別の船に放り投げると、そのまま波に揺られて別の方向へ消えた。

この海楼石さえなきゃ転覆させてやったのに。

タナカ「スルル、お待ちしてましたよ、お嬢様」

貴女「次から次へと･･･
どうしてみんな私を狙うの！！」

タナカ「おや、何か勘違いしているんで？」

貴女「なによ」

タナカ「狙っているのは貴女の能力。
そしてそれです」

貴女「！」

タナカ「海をコントロールする能力者なんて、向かうところ敵無しってことではありませんか！
そんな貴重な素材を野放しにするほど、世の中は甘くないのですよ。スルルル」

貴女「私をどうするつもり」

タナカ「テゾーロ様が決めることです。
さぁ、参りますよ」

テゾーロ･･･？