検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:25,507 hit

序章-参- ページ5

私は声の方を見た。


そこには目隠しをした身長190cmはありそうな白髪(銀髪にも見える)をした全身黒ずくめの男の人が立っていた。


ソレも私に何かを伸ばすのをやめ、その男を少し見て止まったあと、私に伸ばしていた何かを男に向かって伸ばした。いや、スピード的に突き刺したの方がいいのかもしれない。


A「危ない!!!!」





(男)「大丈夫、僕最強だから」




そう言って、男がニッと笑った瞬間、ソレが男に伸ばしていた何かは全て切り刻まれていた。




何が起こったのか分からなかった。




多分ソレも分からなかったのだろう。
何かの切断面からは緑色の血のようなものが出ていた。




キェェェェェェェェェェという叫び声をあげた何かがその全身から先ほどの何かを数本生やし、男に向かっ


(?)「だから、それ意味ないんだって。ちゃんと学びな??」


全部の何かが切断された。


ボトボトと切断された何かが地面に落ち、緑色の血を大量に吹き出しながら叫んでいるソレは私の方を見た。




────まずい、逃げないと。




しかし足が、手が、身体が動かない。



そしてソレは私に向かって何か


(?)「おっと、この子は僕のだから。呪霊がおいそれと手を出しちゃいけないんだよ」


ソレはいなくなっていた。

正確に言えば粉々に粉砕されて塵になっていた。






多分ほんの十数秒のことだった。


何が起こったのか何一つ分からず、ぼーっとしている私はその男が近づいてきたのが分からなかった。




(?)「おーい、大丈夫??」


A「うっ、わぁぁあ!!!…っっいったぁ…」


突然耳元で、しかも物凄いイケボで言われた私はびっくりしてしまい、勢い余って後ろの壁に頭をぶつけた。


(?)「あっははは!!やっぱ君、おもしろいね!!!…ねぇ?万宮 Aさん???」


A「え、どうして名前知っ」


(?)「しっかしねぇ、普段の君ならこんな低級呪霊すぐ祓えたでしょ??」


この人話聞かねえな。


(?)「あ、そうか!!彼に取りついていたからか!!!」


まぁ当たってはいるが。


A「って、男の人!その、取り憑かれていた?男の人は!!!」


(?)「それなら大丈夫さ、あそこで眠ってる。僕が移動させたからね。男をおぶる趣味はないんだけどね〜」


ん?確かに私はぼーっとしていたがそれはほんの数秒の事であって、


(?)「その数秒に移動させたんだよ」




ほんとなんなんだこの人。思考読めるんか。

序章-肆-→←序章-弐-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 3.9/10 (273 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
156人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 五条先生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年1月4日 7時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美波 | 作成日時:2020年11月15日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。