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単独任務-陸- ページ20

攻撃を避けて、避けて、避けて、やっとの所で近づいたところで術式を発動して倒す。


それの繰り返しだったが、私だって半年前までは一般人だった女だ。


いかんせん体力も呪力もない。


3級相当と2級相当1体を倒したところで私の呪力がもう限界に近いのを感じた。


オマケに攻撃を避けるのも精一杯であり、たまに当たって吹き飛ばされるので既に骨を何本かやってる。


A「……はぁ、はぁ…くっ、そ」


帳のせいでお客さんたちも一定以上外に出れないのだろう。遠くで叫び声が聞こえる。


……どうすればいいのか、考えろ、私はもう今呪力がほとんど残っていない、せめてあと1体の精神を殺すことができるか、それくらいだ。しかしそうしたら私は必ず殺される。私が今殺されたら外に出られないお客さんたちは??






…今の最善策は??






そう思い、私は残りの呪力を振り絞った。




A『五条先生!!!!!!!!!!!!』




(五条)「呼んだ??」


呪力が枯渇し、倒れかけたところ来たなのにも関わらず受け止めてくれる先生。


後ろからきている人型の1級相当を一蹴りで吹き飛ばしてから、もう動けないでいる私を安全な場所に避難させてくれた。




出会った時みたいに。




A「せ、せん…せ……」


(五条)「よくここまで1人で頑張ったね。あそこにいた人たちもAが全員避難させたんでしょ?偉い偉い」


ぽん、と頭に大きい手をのっけてくれる先生。


(五条)「帳は僕が壊してきたからもうみんなもっと遠くに避難しているはずだ。よく頑張ったね、あとは最強のAのだーいすきなグッドルッキングガイ、五条先生に任せな」



目隠しを外しながら、にっと笑う先生はいつも以上に頼もしく見えた。









(五条)「…さて、」


目の前にいるのは1級相当が2体と2級相当が1体。


僕の呪力を察知してか、容易に襲いかからずジリジリと距離をとってこっちの出方をうかがっているらしい。




あぁ、ほんと


(五条)「イライラするね!!!!!!!」


そう言って五条は己の呪力を溢れ出しながら一瞬で1級相当の近くまで詰め寄った。


何が起こったのか分からず動けないでいる呪霊の頭を鷲掴みにし、そのまま引っこ抜く。


まず1体。


(五条)「お前らの中でAに1番重症負わせたやつは???」


手に持っていた頭を床に投げ足で潰す。


呪霊でさえ初めて見る残酷な殺し方法に残り2体の呪霊は本能的に危機を察知していた。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年1月4日 7時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美波 | 作成日時:2020年11月15日 1時

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