わんだふるデイズ【YG・HS・JN】

２２ ページ22

…どうしてこうなった…。





気まずいどころの騒ぎじゃ済まない状況に
固まるしかない私。



目の前のユンギさんは
黙ったままじっと私を睨みつけている。



ジンさんは…
なんでかわからないけど
楽しそうに私達を見守って(？)いる。










YG「名前は？」



ようやくユンギさんが口を開く。





…この場合…本名を言うべきだよね…。

でも…わからないし…うーん…。





どう答えようか迷っていると



JN「そんな怖い顔で聞いたら
　 言えるもんも言えなくなっちゃうでしょ。」



そうしてユンギさんをたしなめたあと



JN「ねぇ？」



と、私の方を向いて同意を求めてくるジンさん。



それに引きつった苦笑いで軽く頷いて答える私。



YG「ヒョン、ふざけてる場合ですか？
　 “不法侵入者”ですよ？
　 ほんとはすぐにでも警察に突き出したい所なのに
　 こうして話だけでもきいてあげようとしてるだけ
　 優しいと思いますけど。」



私達の様子を見て、眉をひそめて抗議するユンギさん。



JN「はいはい。」



ジンさんは不服そうにへの字口で返事をする。





YG「…どうやって、何のために入った？」



ジンさんが黙ると再開される私への尋問。





…気付いたら…居ました…？

って正直に言ったら、信じてくれるだろうか…。





もう取り繕うことはあきらめて
正直に言おうと思い口を開くと





　『……………？』










……………。










声が………










出ない……………？

２３→←２１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す