その３ ページ18
地震かと思って、壁に手を付いた。
？ 違った？
臣「どうした？」
「あ…ううん。 何でもない…」
キッチンへ行くと、弘美さんが準備をしている。
「手伝うねぇ！」
弘美「うん。 そのお肉をタレに漬けちゃおうって思うんだけど…そのままの方がいいかなぁ？」
「漬けた方が、味がしみて美味しいんじゃない？」
弘美「そう思って、持ってきたの。 うちの自家製のタレなんだけど… 美味しいの！」
「へぇ〜。自家製なんだ！！」
うちなんて、いつも市販のタレ。 (-"-;)
用意をしてるうちに岩ちゃん以外の人が集合。
直人さんは彼女の茉緒さんを連れてきた。 茉緒さんとは、結婚式の二次会でお会いしたっきり。
茉緒「お久しぶりです。」
「こちらこそ、あれっきりになってしまって。 こちら、ここの別荘を貸してくださった弘美さん」
弘美「はじめまして。 弘美です。 あそこで火を起こしてるのが主人です。」
茉緒「はじめまして。 今日はすごく楽しみしてきたんです！
あっ、私… あそこで１人ちょっとミニサイズの人の彼女してます。 仕事は美容師をしてます。」
「ミニサイズ…って( ﾟ∀ﾟ)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽ」
弘美「Aさん、笑い過ぎ！」
「あっ、ごめんなさい。」
茉緒「なにか手伝いますか？」
弘美「じゃーこれ、あっちへ持って行って貰えますか？」
準備が整ったのは夕方…
まぁー準備しながら、ビール飲んだり、つまんだり… してたみたいだけど。
優太郎「じゃー乾杯しますか？」
弘美「そうねぇ！ Aさんは？ ビールにする？ 茉緒さんは？」
人「この人… 酒豪っぽいでしょ？ でも、飲めないんですよ。」
茉緒「酒豪って… そんな風に言うの直人だけだよ？」
「でも… お酒、強うそうにみえます。 それも日本酒とか… いきそう…」
弘美「うん！みえる！みえる！」
茉緒「ちょっと〜〜。 酷い… (；；)」
「あ〜ごめんなさい。」
弘美「ジュースでいい？」
茉緒「お願いします。 Aさんは？」
「私も同じで…」
「「「「え？」」」」
「…なに？ 皆して…」
臣「どうかしたのか？ 本当に… なんかさっきもヘンだったし。」
「どうもしない。 今日は飲まないで、食べるの！
ほら〜お肉焼いて！！！」
ホントは、なんか飲まない方がいいかなぁーって… 女の勘？
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作者名：櫻 | 作成日時：2018年3月13日 13時
