【ハイキュー】身長差○○cm【短編集】

#4 その差24cm ページ20

「よし！じゃあ岩ちゃんとAはポップコーン買ってきて、俺らは先並んでるから


じゃあ、信じてるよ。お前ら」




その声と同時に聞こえたのは千葉にあるとある有名な遊園地の開園の合図





及川が無料招待券を当てたらしく及川、松川、花巻、はじめ、そして私の5人でやってきたのだ


____________________



「ふう.....なんとか買えたね」



私の手に2つ、はじめの手には3つのポップコーンが握られている


『すぐ買えてよかったな_____っと危ねえ


人多いな...はぐれんなよ？A



お前小さいから探すの大変なんだよ』



「はぐれませんー小学生でもないんだから」


フンっとそっぽをむくと彼の空いているほうの手でポンポンと頭をなでられる




少し子供扱いされている気がするけど
大好きなはじめから頭をなでられるのは好き






そのあと及川たちと合流しアトラクションもたくさん乗り夜のパレードの時間になった



「みんな大丈夫？ってAいない！？


いいいい岩ちゃん！Aがいないんだけど！」




『はぁ？さっきまで隣に____って本当にいねえ！？』







その時私はというと


「本当に迷子になっちゃった....」


携帯は充電切れ


「うわっっ」


後ろから人に押され転んでしまう



パニックをおこして泣きそうになる


「っううっ...はじめぇ....」



すると頭を誰かに軽く叩かれた



『あれだけはぐれるなって言ったのに馬鹿』



少し息を乱しているはじめの姿だった




『すげえ探したんだからな


ってお前足怪我してんのか？ここじゃ手当もできないし』



よしっと言う声が聞こえた瞬間私の体は宙に浮いた


「ひゃあああああ」



『馬鹿、危ねえだろ暴れんな』


いわゆるお姫様抱っこというのやつ



周りの人もみてるし恥ずかしい....




人影のないところにつき私を近くのベンチに座らせる



『足ひねったのか？赤くなってるな


少しここで休んどけ』


屈みながら私の足をみてそう言う彼



「はじめ、ありがとね」


そういいながら彼の頭をポンポンとなでる




するとはじめの頬が少し赤くなりなにかをボソッとつぶやいた



『お前がこうされると好きって言う気持ちわかったかもしんねえ』




「え？ごめんなんて言った？」




『なんでもねーよばーか』


そういいながらわたしの頬に手をそえそのままキスをした





その差24cm

#11 その差29cm→←#3 その差35cm

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す