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"せーのっ!"
「アウディ」
「シロ」
「ユキ」
「ミルク」
「ほわ」
『…。』
どこから取り出したのか、5冊のスケッチブックに各々が考えた名前を書き込みせーので発表していった。
まあ、1番上は誰だか想像がつくと思いますが…上から順に松田、
「松田、お前流石にな…」
「まあ陣平ちゃんらしいじゃん」
「萩には言われたくねえな。"ユキ"って女みてぇな名前付けやがって」
「ええーカワイイじゃん!」
「カワイさなんざ求めてねえんだよ」
『(はい?カワイさ求めてますけどぉ?まあ別人物呼んでるみたいだからユキは無しだけど。)』
「シロは俺も悩んだなあ、ただちょっと捻りが足りねえと思ってな」
2人をそっちのけで、班長が
「確かに」と笑って班長の言葉に賛同する考案者本人だったが、「でも」と言葉を続けた。
「ヒロに似てたから、敢えてこれにしてみたんだ」
「なるほどな、諸伏だけにしか考えられない発想だな」
やだもう、私の幼馴染かわいすぎ。
「
「降谷のはどういう意図があるんだ?」
「僕は、毛が"ほわほわ"しているのと、ホワイトの"ホワ"をかけてみただけさ」
「
『(ほんとに、零らしいな)』
※※※
「さっ、ユキちゃん!気に入った名前の人の所に行っちゃって!」
「来い、アウディ!」
「シロ!おいで、?」
「ミルクも可愛いぞ?」
「ほわ、君が好きなものを選ぶんだよ」
『(本物の犬だったら何も考えずに、懐いた人のところに行くんだろーなー。)』
目の前に弧を描いて並ぶ5人を見渡し、よしと心の中で呟いて、一歩を踏み出した。
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作者名:わわまま x他1人 | 作成日時:2024年3月16日 21時