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Aから造形を聞くに、ただの時限爆弾のようだ。





「…俺が止めてやるよ。ほら早く行くぞっ」




『…うん』




Aの手を取って、階段とは反対側にある非常階段へと急いだ。非常階段は煙が立ち上ってやはり降りれないようだったが、黒煙はまだ来てない。


もう1つの爆弾がある階に到着しAの案内によって目の前で辿り着いた。…ほら、ただの時限爆弾じゃねえか。見た所、遠隔でも無さそうだった。





『ハサミ、あったよ』




「さんきゅ…」





残り7分38秒の所で、無事解体終了し、他にもないか注意しながら急いで屋上に向かった。




『…このビル、階数が多くて何とか助かったね』




「バカ野郎!!何1人で突っ込んでった、危ねぇなだろ!!!」




『っ、だって可愛い後輩を守る為には!!』





「何がカワイイコーハイだ!?…なら、俺のカワイイカノジョ(・・・・・・・・)はどうなっても良いってのか!!?ちったあ俺の気持ちも考えろよアホ!!」




『っ!』




緊迫した状況で、つい言い過ぎてしまったが、これが俺の本音だ。





『松田…の、せいなんだから…



松田が、あの女とベタベタベタベタ…それこそ私の気持ち考えてよ…』




「俺だってあんな鬱陶しい女ゴメンだわ!!大体…、お前の方が何万倍も、…カワイイし、キレイ、だし…乳デケェし?…愛嬌があって危なっかしいとこもあっけど、守りたくなるし、仲間想いで」




『すと、っぷ…!』




「何だよ、」




『今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ、早くここらだっし』






「Aっ!!!」





『っ……』

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作者名:わわまま x他1人 | 作成日時:2024年3月16日 21時

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