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『クッソ、があ…』
この前あれだけ、大見得切って牽制したのにも関わらず、性懲りも無くベタベタベタベタと…!!!
『あの女…私が警察官じゃなかったら』
「おっと流石にストップだぞ、漣」
『大丈夫だよ班長…ペンは剣よりも強し。あの女なんかナイフや拳銃なんか使わなくても、ペン1本で
「それ意味違うぞ。…まあ兎に角落ち着けって」
『全く…もう!』
また今日も一日中アレを見せ付けられるかと思ったが、事件事件でそんな暇はなく2人のことも忘れかけていた、そんな時
『爆弾が…!?』
「っ…!?」
『分かりました、私たちが行きます。…行くよ、榊ちゃん』
「はいっ!」
ここで初登場、今の私のバディの榊ちゃん。あの女とは大違い、とっても可愛い後輩ちゃん。
「…。」
『漣、榊、現着しました。…はい、分かりました。…榊ちゃん、私は中入って見てくるから、ここお願いね』
「はいっ!気を付けてくださいね」
先程の通報はこのビルの持ち主が、爆弾と思わしき物を発見したとの事。私たちはそれが本物の爆弾か確認するために車を走らせてきた。
『(爆弾。…もう二度と目にしたくなかったのに)』
『あった、これか…』
『(時限式…でも、動いてない…)』
萩の時のことを考え、少し離れた部屋で本部に連絡を入れ機動隊のが来るまで待機することに。
『(隣のビルとか巻き込まれるかもだけど、危ないから解体なんてせず潔く爆発させればいいのに)』
物騒なことを考えていれば、階段を登る足音が反響して聞こえてくる。
『(応援か?…いやでも1人だけって…どういう)』
足音が止んだと思った瞬間、激しい揺れと共に大きな爆発音がビル内にいる私を襲った。
『…っ……』
刹那、素早く流れる風と共に熱気が下の階から押し寄せ、数秒後には周りは全て黒煙が立ち上り、視界は急激に狭まった。
『嘘……』
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作者名:わわまま x他1人 | 作成日時:2024年3月16日 21時