抉られた ページ42
「「「いただきます」」」
料理の支度を済ませ、ちょうど湊も帰ってきて4人で夕飯を食べ始めた。
「美味え…」
『でしょ〜?
「旦那に?」
『うん!』
「え?アンタ手料理食べさせたことないの?」
『そうだけど、だって忙しいし。』
同居はずっと前からしてるけど、本気でそんな時間ないからね?喋る回数も日に日に減ってるんだから。(自慢すること?)
「実はお姉ちゃんって昔はすっごい料理下手だったんですよ!」
みな、と…ちゃん?…おい、麗音笑ってんじゃねえ。
「でも、その幼馴染さんのお陰でここまで上手になったんですって!」
うん、可愛く説明ありがとう。ただちょっと心が抉られたかな。
「へえ、流石なんでも器用にこなす旦那だな」
…スルーするんかい。
『元気かな〜…
「元気そうだったぜ。
どこを見ているのかは分からないが、とてもいい表情をしている松田。
『…え?…なんで知ってんの?』
「…あ。」
『…詳しく聞かせて貰おうじゃないか』
「「(うわあ…)」」
夕飯を済まし食器も洗終わらせて、さあリビングで取り調べ開始といこうか。
「実はあの事件の前日、____」
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作者名:わわまま x他1人 | 作成日時:2024年3月16日 21時