紹介した ページ40
「お姉ちゃん彼氏できたのぉー！！？」
久しぶりに実家に帰り、近況報告をすれば末っ子に驚き叫ばれる事態。
「何ィ！！？」
トイレから戻ってきたであろう、1番久しぶりの姉に叫ばれた。いや、お姉ちゃん帰ってきてたんかい
「詳しく聞かせてもらおうじゃないか」
『…ですよねぇ。て言っても、普通に相手も警官。警察学校時代の同期で今は同僚ってだけ』
「ふーん。じゃあ零くんと景光くんも知ってる人なの？」
「零くんと景光くんって？」
お茶を入れていた湊が戻ってきた。
「Aのイケメン幼馴染」
「へえー！」
『知ってるも何も…全員同じ班だし、大切な仲間だよ。皆、お互いのこと大好きなんだから』
「…写真見せて！」
『えー…』
『(あったっけな…)』
『あぁ…6人でのなら、あったけど。はい…』
「どれ！」
『当ててみ』
「えー幼馴染さんだけ教えてよぉー！」
『しょーがないなー…これが降谷零、でこれが諸伏景光ね』
「ほんとだ。イケメン」
「でしょ」
『なんでお姉ちゃんが威張って言うの』という言葉はグッと飲み込んだ。
「この…ゴツい人は違うよね」
「うん、…この襟足長い人か、天パ？の人だと思う」
思ってたよりも真剣に警察学校時代の写真を見つめる姉と妹。
「だよね…うーん、いっせーので指差す？」
「そうだね」
「「いっせーのーで！」」
2人とも、例の天パ男を指差してこっち見てきた。まるで「どう？」と聞くかのように。
『…せーかい。』
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作者名：わわまま x他1人 | 作成日時：2024年3月16日 21時
