お疲れ様 ページ37
「「お疲れ様〜!!!!」」
という声と同時に、カアーンとグラス同士がぶつかる音が、居酒屋の個室に響き渡る。
「いやあ〜俺たち良い仕事したよね!!最高級な働きしちゃったね〜!!!」
『うんうんうん!!これは栄誉賞間違いない!!!来世は神様かな!!?』
「これから遊んで暮らしてもバチ当たらないね!!!」
『寧ろお釣り帰ってくるね〜!!!』
「「ねえ〜!!!!」」
「お前らテンション高いなあ」
親父みたいに笑う班長。うちの親父こんなんじゃないけど
事件から2日後、私と萩で打ち上げを居酒屋ですると言ったら何故か着いてきた班長と松田。
「しかし未来予知同然で松田を救うなんて、俺も班長として鼻が高いな!松田も本当に無事で良かったな!」
「なっ!!」と何故か不貞腐れている松田の背中を強く叩きつけた。…いたそー
「ってえ!!…勘弁してくれよ班長」
「すまんすまん」と苦笑。
「…ってかお前ら、意思疎通できるなら俺にも共有しとけっつーの!!余計なことはする癖に重要なことは後回しにしやがって」
『じゃあ聞くけど。止めてって言ってたら、アンタ素直に私たちの言うこと聞いてた?』
ビールを一気飲みした後ため息1つ零し、そう問う。そうすれば黙りこくる松田。
「変に拗れて、面倒臭い方向に進まないように黙ってただけだよ」
「…あーもうっ、悪かったよ」
「「よろしい」」
「流石に扱い方に慣れてるな」
松田の扱い方検定(?)があれば余裕で師範代に君臨できるよ。私も萩も。残念ながらないけど
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作者名:わわまま x他1人 | 作成日時:2024年3月16日 21時