検索窓
今日:258 hit、昨日:504 hit、合計:54,320 hit

ページ36

「松田くん、ほんっとに心配したんだから!」





「はっ、俺があんな爆弾1つで死ぬ訳ねーだろ」





「もう…あら、さっきまでいた犬、どこいったのかしら…?」





「…犬?」





「ええ、さっきまで私のあしも、」






『松田陣平!!!!』





そう叫べば、佐藤ちゃん諸共私を見つめる。





「え、Aさん!?」





ズカズカズカズカと並んでいる2人に近付き、松田の目の前まで来て




腕だけ松田の顔へと持って行き、グイッと自分の顔の元まで引っ張った。身長差が割とある為結構、首が痛かっただろう。でも知らん





「いっ、…んっ…!!?」





「…あら……」






4秒ほどで唇を離し、今度は松田の体へと身を乗り出し






『バカっ!!!!』





病院で爆弾見つけた時、心の底から安堵した。でも、この目線で松田を視界に収めたら、自然と涙が溢れてくる。

自分でも分からなかった。





『ほんっとに、バカ…バカバカバカバカ松田!!大バカ!!!』





こんなに言うつもりはなくても、涙ともに溢れてくる。ほんと、ゲシュタルト崩壊しそう







『っ、好きだって言ってるだろ!!簡単に居なくなろうとすんなバカ!!!』







踵を浮かして、松田の首に腕を巻き付けて、強く強く抱き締める。…離さない





知り合いが山ほどいるとか、事件現場だとか、知らないしどうでもいい。





今の私は警察官でも警部補でもない、







この松田陣平(バカ)の恋人だ。

お疲れ様→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:わわまま x他1人 | 作成日時:2024年3月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。