連れて行かれた ページ12
卒業式の日、私は萩に着いて行こうとした。
でも「コイツ家に女連れ込むからやめとけ」と、松田に止められた。
で、正式に警察官となった松田と同居生活が始まっていた。しかも何故か一緒に登庁している。なので、今では警備部の高嶺の花ならぬ高嶺の犬となっている。
そんなことはどうでもいいのだ、私は今すぐ実家に帰りたい。
この前なんて、「風呂入るぞ!」なんて言われて全裸の松田と
・・・・・。
『ワオーーーン!!!(いやあああああ!!!!)』
もうお嫁に行けないいいいいいいぃぃいいいいいい!!!!
「どうしたんだよ、ほわ」
『ガルルルルルっ!!!』
「えっ!?」
まじ帰りたい…。
そんなこんなで、あれから3ヶ月が経とうとしていた。
※※※
『ワワン!(おはようございます!)』
「「「おはようございまーす」」」
『(本当は刑事部に行きたかったのに…)』
と、呑気なことを言っている場合じゃない。今日は何やら騒がしいようで。
どうやら、爆弾を2ヶ所に設置された。片方は松田、もう片方は萩が解体するらしい。
『(もしかして…)』
「おいほわ、ちとここで…?」
「(さっきまでここにいやがったのに…?)」
「ほわ!アイツ、どこ行きやがった…クソっ」
「松田、何をしている?早く行くぞ」
「ちっ…。」
私は隠れて萩に着いて行くことにした。
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作者名:わわまま x他1人 | 作成日時:2024年3月16日 21時