失踪していた妹 ページ11
「えっ!?Aが失踪した!!?」
私は3人の妹を持つ現・海上自衛隊員の漣麗音。
久しぶりに帰国した為、実家に顔を出していた。そしたら、次女が失踪したと三女から告げられた。
「お姉ちゃん知らなかったの?」
「いつ!?」
妹の質問を質問で返してしまい、少し申し訳ない。でも、本当にそれどころでは無い。
「2ヶ月前、突然ふらっといなくなっちゃったんだって」
「2ヶ月前って…じゃあ警察学校は卒業できてないの?」
公安警察っていう訳じゃないのか。尚更、心配だな。
「そうらしいね。お父さん血相変えて探し周ってるよ」
「そうだろうね…」
自分で言うのもなんだが、父さんは私たち娘のことが大好きだ。
仕事柄、家を空ける事が多かった父さんだったが、会う度執拗に着いてまわるので、"家族のことを放ったらかしている"なんて言葉は、私たち姉妹の頭には過ぎらなかった。
…Aが警察官になりたいと両親に打ち明けた日には、感激して箸を手から滑り落とし、次第には一緒のベットで寝ようとしていた始末。
「もし見つかって状態が安定していたら、警察官にはなれるのかな…」
「…その辺はお父さんが何とかしてくれるでしょ。」
いつの間にかアイスクリームを頬張っていた妹に、慰められるように答えられた。
「…だと良いな」
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お姉ちゃんの名前出しちゃいました!妹の名前どうしようか2人で悩んでます!また機会があればしっかり考えて出したいと思います!
わわまま
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作者名:わわまま x他1人 | 作成日時:2024年3月16日 21時