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目覚め前のモーニングコール ページ1

______夢を見た。






"もし、大切な人の命を救えるとしたら…貴方は望む?"





_______勿論、私が望むだけで誰かの命が救われるなら。





"望むだけでは、足りないとしても?"





______…、何を賭ければ良いと言うの?






"それは…、"









※※※





そんな夢を見た翌朝、部屋に備え付けられているベッドから起き上がろうとすると、違和感を覚えた。

何もかもが違う、まず視点、そして体の感覚、説明すれば切りがないほ全てが違う。



22年生きてきてこの方、初めての感覚だらけで生まれ変わったような気持ちだった。それもそのはずだ、鏡を見ればあらら、可愛い真っ白い犬がこちらを向いている。


秋田犬かな?いや、紀州犬か?ってそんなことを言ってる場合じゃない。





『ワ、ワオーーーーーーーン!!?!(ええええぇぇえええええ!!!?)』








"それは、貴方の人生100分の1の時間を()として過ごしてもらう"





卒業秒読みとなった人生最後であろう学校生活に、突如として始まった犬生活。波乱万丈、紆余曲折な1年がスタートした。

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作者名:わわまま x他1人 | 作成日時:2024年3月16日 21時

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