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『ダメです、ダメなんです。』
「なんで?教えてよ。」
『だって、宏太さんはアイドルです!
いろんな人に夢を届ける仕事です!
ファンの子を1番に!
1番に考えなくちゃいけないんです!
その為に自分を大切にして、
ファンの方達を大切にしなきゃダメです!
他の、他の誰かを優先したらダメなんです!』
目に涙を浮かべながら、
捲し立てるAちゃん。
なんだかそれが、早く喋ってないと
壊れちゃうという感じがして。
でも、このままだとAちゃんが
自分で自分を傷つけちゃう。
俺はそれを止めたい一心で、
目の前のAちゃんを抱きしめた。
『ちょ、宏太さん!き、聞いてます?!』
「聞いてるよ。」
『だったら分かりますよね!
離してください!離して!離してっ!』
「離さないよ。
Aちゃんが自分を傷つけちゃうから。」
『…そんな事っ!』
「そんな事あるでしょ。
考えてくれてるのは嬉しいけど、
でもさ、涙堪えてまで頑張らないでよ。
なんかね、苦しそうだよAちゃん。
自分の気持ち、抑えてまでしなくていいから。」
ねぇ、Aちゃん。
そんなに暴れないで。
苦しそうな顔しないで。
俺が辛くなっちゃうから。ね?
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*ゆー林*(プロフ) - 美々羽さん» ありがとお!!!今度は誰かなーw可愛く書けてたら良かったわ! (2017年5月21日 1時) (レス) id: 1468b9e190 (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - *ゆー林*さん» お疲れ様! 可愛い可愛いやぶぅでした! (2017年5月1日 19時) (レス) id: ad5ff2ad95 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆー林*(プロフ) - 美々羽さん» ありがと~!完結しました!毎度毎度ありがとうございますねえ。終わり方雑w (2017年4月27日 0時) (レス) id: bd00275445 (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - 可愛いなぁ百合ちゃん。好きだなぁ、やぶちゃん。 (2017年4月25日 13時) (レス) id: 0a403022ee (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - *ゆー林*さん» そだよー笑 きゃわきゃわやぶぅ。やっぱ、好き。 (2017年4月13日 15時) (レス) id: 0a403022ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*ゆー林* | 作成日時:2017年3月8日 0時