今宵は月明かりに【Kota.Y】

スピカ ページ15

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「…にひひ。ふふ。えへ。」

八乙女「うわ、薮キモイ。薮、キモイよ。」

有岡「ひか、そんな事言わないの。
やぶひか担の子が泣いちゃうでしょ。」

中島「いや、ツンデレ光くんもそれはそれで…」

有岡「あー、そっか。それもいいか。」

知念「あのー、やぶひか信者さん
そこで盛り上がるのやめていただけます?」



ガチャン



有岡「伊野ちゃんお帰りー」

伊野尾「大ちゃんただいまー…え、薮キモイ」

八乙女「だよな!そーだよな!ニヤけてキモイ」

中島「なんか最近あんな感じだよね」





なーんかすごい言われようだけど

今の俺は気にしてないもんね。

百合ちゃんが来てから2週間。

まぁ、2週間も経てば慣れてきてくれる訳で。

呼び方も、薮さんから宏太さんに変わって。

いや、半分俺が押し通したとこあるけど。

でも、そんな事も気にしない。

俺の生活は完全に百合ちゃんに感化された。

ケータイの画面には、ロックもホームも

百合ちゃんがつくった料理の写真で。

カメラのフォルダには隠してるけど

百合ちゃんのフォルダがあって。

家でるときも

「いってきます」「いってらっしゃい」

家に帰れば

「お帰りなさい」「ただいま」

なんて夫婦みたいな会話があって。

ほら、今だって。

『夕飯、何がいいですか?』ってLINE。



…完全に百合ちゃん中心で生活が回っております

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