ショッピング ページ36
「いやー何か久し振り!ショッピングショッピング〜♪」
トトはククリムとマステラを引き連れて楽しげに道を歩く。
ククリムは、今回のショッピングで買うべき物を記したメモをじっくり見ていた。
マステラはキョロキョロと辺りを見回す。
マス「…ここはずいぶん賑やかな所なんですね、初めてです。こういうの」
「ん?…そうかもね、ラグナは人柄がいい人多いし」
隣のククリムがマステラの言葉に言葉を返す。
「あっ、おばさんこれ三つちょうだい!」
「あとは…そうだウミネコ用のやつも!」
トトはいつの間にか二人を置いて売店でショッピングしていた。
マス「いつの間に…大丈夫ですか?一人で…」
「…圧倒的にトトよりも財布の方が心配よ」
やがて、トトは笑顔でこちらに帰ってきた。手には何かソフトクリームのような物がある。
「お待たせー!はい、どうぞ!」
マス「え…私もいいんですか?」
「勿論でしょ?もう私達友達だよ!」
トトはにっこり笑ってマステラにソフトクリームを渡す。
マス「………いや、やっぱり「うわ――っ溶けてきた!ちょ、マステラちゃんこれ早く取って!」
マステラの言葉はトトの言葉で描き消される。
マス「は、はい」
……………本当にいいの?
馴れ馴れしくして良いの?……………お世話になるのは一日だけじゃなかったの?
お前は何をしているの?
マステラの中で声が飛び交う。自分の声だ。
マス「………っ」
ミィ、ミミィ
マス「…!……あなた……私に鳴いたの?……」
マステラの腕の中のウミネコが、可愛らしく鳴いた。
マステラの目を、しっかり見ていた。
ミィーミ、ミミィ
勿論言葉は分からない。でも、何かを言おうとしているようだ。
マス「………ありがとう、でも、やめてよ………」
マス「甘えちゃうから………」
「…テラちゃん、マステラちゃん!!」
気付くと、トトがマステラに叫んでいた。
マス「…えっ!?な、何ですか!?」
慌てて返事をすると、トトはマステラの手を指差し、「手!!手!!」と言っている。
指差した先を見ると、マステラのソフトクリームがドロッドロに溶けていた。
マス「うっうわあああああああああああああ!!」
「ちょ、手!!洗えるとこ!!」
「公園あったでしょ、この先」
「そこだ!!」
トトとククリムに引っ張られるまま、マステラはウミネコを腕に、公園に向かった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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ちゃまろ。 - ありがとうございます〜! (2019年10月20日 16時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - めっちゃ面白いです! (2019年8月23日 0時) (レス) id: cf65e5d56e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - なんかバグって更新されてませんでした…すいません! (2019年6月16日 13時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - 更新めちゃめちゃ遅れましたすいません!! (2019年4月24日 0時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - ありがとうございます…!!! (2019年3月19日 22時) (レス) id: 4a47a240b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃまろ。 | 作成日時:2018年7月26日 18時