お風呂4 ページ31
「姉妹じゃありません!」
マス「……はぁ」
「えっびっくりしないの!?」
マス「別に…お二人全然似てませんし」
「はぁ……やっぱりやマステラちゃん勘が鋭いなぁ――っ」
マス「ベタ褒めですね…逆にどういう関係で?」
「私達ね、ラグナで初めて会ったんだよ〜あれは…2年ぐらい前?かな?」
マス「…それは意外…てっきり幼なじみなんだと思ってました」
「よく言われる!今は凄い仲良しだからね!」
マス「今は?」
マステラはリンスを終え、トトのいる浴槽に入った。
「うん、ククリム昔は結構ツンツンしてたから」
マス「……ツンツン…」
マス「お二人はどうやって出会ったんですか?」
「えっとね…実は私、昔家を飛び出してさ……家族全員にさ、獣医反対されてたの」
「家、スポーツ人間ばっかで…実際私もキックボクシングしてたし」
「勉学に励んではなかった」
「それがどうも私に合わなくて…私部屋とかごちゃごちゃしてるし細かい作業苦手だけど勉強は好きだったの」
「スポーツは…苦手よりも…」
「嫌い…に発展しちゃったの」
マス「それは…どうして?」
「んー特に理由は無いんだけど…」
「年齢を重ねて気付いたというか…」
マス「それで獣医になろうと?」
「うん、元々動物大好きだったし、何か役に立てる仕事だから…やりたい!って思った」
「それを家族に言ったらもう反対されてさ…それから家出したの」
マス「………」
「行く宛もないし、目的はあるけど資金も土地もないしで…途方に暮れてたらね、」
「目の前にククリムがいたんだよ」
マス「と…いうと?」
「そんときすんごい自暴自棄な感じで…やけくそでさ、意味もなく歩いてたら人にぶつかって…」
マス「それがククリムさんと言うことですか」
「そうそう!運命の出会いしたわ〜あれは…」
「それでさ…」
トトはへにゃ、と笑って言った。
「めっちゃ口説いた」
マス「何で!?」
「あっ変な意味じゃなくてね!ククリムも獣医の資格あって、動物病院始めようって思ってたらいの」
「なんか…私、この人と一緒にやったらきっと大丈夫って思ったの。不思議と。」
「ククリムには何なのあんた、とか初対面の相手にそんな事言う?とか罵られたけど…」
「何とか説得して…病院も作れて今に至る訳。」
マス「………本当に運命の出会いですね、憧れます」
「へへへ…マステラちゃんは?何か無いの?」
マス「私?…私は…」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ちゃまろ。 - ありがとうございます〜! (2019年10月20日 16時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - めっちゃ面白いです! (2019年8月23日 0時) (レス) id: cf65e5d56e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - なんかバグって更新されてませんでした…すいません! (2019年6月16日 13時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - 更新めちゃめちゃ遅れましたすいません!! (2019年4月24日 0時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - ありがとうございます…!!! (2019年3月19日 22時) (レス) id: 4a47a240b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃまろ。 | 作成日時:2018年7月26日 18時