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作戦2と… ページ20

海を目の前にして顔を紅潮させるマステラ。そして、マステラを尾行中のマキナとレイナは岩陰に隠れた。

マス「…やっぱり海…!音が聞こえた…」
マス「懐かしいなぁ…海なんて…」

マステラは近くにあった岩に座る。尾行中の二人の岩とは違うものである。

マキ「海が好きなのかな?」
レイ「青色という共通点はある」

二人がそんな会話をしていると、マステラはいきなり後ろに倒れる。

マキ「えっ!?!?大丈夫!?」
レイ「…多分…」

マステラは服が汚れる事など気にせず、砂浜に寝転がっただけだった。

マス「…ふふ…楽しい…」

マキ「よ…良かったぁ…焦ったよ私…」

マキナの心配をよそに、マステラは気持ち良さそうに目を細めて、こう言った。

マス「…久しぶり…海…」
マス「今も…元気かな…」
マス「…おかあさん…」

マキ「…マスマスも色々あったんだね…」
レイ「…うん」

二人ははしゃぐマステラを見ていると、彼女の内側を少し知れた気がした。
普段は強く気高く生きているように見えるマステラも、やはり人間な訳だから弱い部分は存在する。
それを隠すように、消すように暮らしていた…そう思った。

マキ「…」

マス「…はぁ…」

マステラは目を閉じた。そして、寝返りしてこう呟いた。

マス「…どうして私は…ワルキューレになれなかった…?」

マキ「…!マスマス…」
レイ「マステラ…」

マス「…私は歌を歌える。…人前で言うことじゃないけど…私の歌には力がある。」
マス「…なのに…どうして…」


マス「一生懸命…頑張ったのに…なぁ…」

マステラの目には涙がたっぷりと溜まっていた。

マキ「…………〜〜〜っっ!!!!」

マキナが口元を抑え、マステラを見つめる。

マキ「レイレイ!作戦2を実行!」
レイ「内容は?」
マキ「マスマスを陰で励ます!」
レイ「…あまり干渉しない方が良いのでは」
マキ「ちょっとだよ!どんな事するかとかは歩きながら話す!行こ!」
レイ「えっ…どこへ」
マキ「それも歩きながら!」

そんなやり取りをして、二人は消え、マステラだけになった。

マス「…泣いてちゃ…駄目…」
マス「何も変わんない!!」

マステラは自分に渇をいれた。

マス「よし、また声の練習して…」

そう言いながらマステラは立ち上がり、海から去ろうとすると…





ミィー…ミィー…


マス「…え?」




何かの音が聞こえた。

海の猫→←作戦1


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設定タグ:マクロスΔ , 二次創作 , ワルキューレ   
作品ジャンル:アニメ
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ちゃまろ。 - ありがとうございます〜! (2019年10月20日 16時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - めっちゃ面白いです! (2019年8月23日 0時) (レス) id: cf65e5d56e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - なんかバグって更新されてませんでした…すいません! (2019年6月16日 13時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - 更新めちゃめちゃ遅れましたすいません!! (2019年4月24日 0時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - ありがとうございます…!!! (2019年3月19日 22時) (レス) id: 4a47a240b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃまろ。 | 作成日時:2018年7月26日 18時

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