いくぞ オーディション ページ12
マキ「…ふぅ〜ん♪」
カナ「どうしたのマキナ?」
マキ「ん?あのね、レイレイがさぁ…」
マキ「誰かにクラゲあげるのなんて…私達以外に無いなぁ…って、」
カナ「確かに…そうかもね」
マキ「彼女に何か感じてるのかしらね。」
美雲を除くワルキューレとマステラはケイオス本部の奥まで入っていく。やがて、関係者以外立ち入り禁止の場所まで来た。
カナ「さぁ、今から本番のオーディションよ。」
カナ「覚悟はいい?」
マス「…」
フレ「…ま、マステラちゃん…?」
マステラは、少し俯いていた。今更ながら緊張がまだ残っていた。
レイ「クラゲ!」
マス「!」
レイ「クラゲのように…軽やかに…滑らかに」
レイ「…やってまえ」
マス「…レイナさん…」
マステラはレイナを見つめた後、にっと笑って見せた。
マス「…カナメさん」
マス「覚悟…出来ました」
カナ「良いわ。じゃあ…行きましょう!」
マス「はい!」
カナ「じゃあ…まず、あなたの覚悟を…聞かせて貰える?」
カナメは、椅子に座っているマステラに問いかけた。
マス「…私は、」
マス「私は…何が何でも戦争を止めたいんです。」
マス「もう…苦しい思いを…させたくない。」
カナ「…成程、じゃあ貴方には、戦場の真ん中に立って、歌を歌うことも出来る?」
マス「…」
マステラは少し考えた。そして、
マス「…やりたい事が」
マス「やりたい事が2つも出来るんです。」
マス「助ける事も…歌うことも…」
マス「やらない訳にはいきません」
カナ「…分かった。じゃあ…本番ね。」
そう言って、カナメはマステラと共に部屋を出る。
その裏で…
マキ「ん〜…しっかりしてる…」
レイ「良い子」
マキ「そう言えばさ、何でレイレイはあの子に優しいの?」
レイ「…特に理由は無い」
レイ「ただ…あの頃の私に似てる。」
レイ「…若かったあの頃…」
マキ「一歳しか離れてないけど…?」
二人がマステラの話で盛り上がっている後ろで、フレイアはマステラを見つめていた。
マステラに振りほどかれた手を握りながら。
そしてこう思った。
フレ(…マステラちゃんは…)
フレ(何を…救いたいんやろ…)
フレ(誰を…)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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あずきいろ
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ちゃまろ。 - ありがとうございます〜! (2019年10月20日 16時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - めっちゃ面白いです! (2019年8月23日 0時) (レス) id: cf65e5d56e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - なんかバグって更新されてませんでした…すいません! (2019年6月16日 13時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - 更新めちゃめちゃ遅れましたすいません!! (2019年4月24日 0時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - ありがとうございます…!!! (2019年3月19日 22時) (レス) id: 4a47a240b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃまろ。 | 作成日時:2018年7月26日 18時