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お風呂 少しえrい?注意! ページ28

チャポン…

水滴の音が良く響く。
マステラとククリムは二人で入浴していた。
二人で入るのには大きい。トトが入ってもまだスペースが余るだろう。

マス「……………」
「……………」

沈黙が走る。
二人は浴槽の両端に寄って、距離を置いている。

(…遠い…)

ククリムはそう思った。
実を言うとククリムが距離を置いている訳ではなく、マステラの近寄るなオーラがそうさせているのだ。
ククリムが少し動くだけでマステラはビクッとする。

(…怖がられてるかな…私はトトみたいにお人好しじゃないから…)

「どうしたの?緊張してるの?」
マス「えっ、いや別に…」
「そっか」

(ド緊張やないかい)

マステラは自分の足を抱えて縮こまってしまう。

(…体の発育で自信が無いのかな…いや、この子は大丈夫か…)

ククリムはマステラの胸部をまじまじと見つめる。
マステラはそんなククリムを不審に思った。

マス(…何だこの人…人の体を見て…)

より一層マステラは小さくなっていった。

(うーん…これじゃらちが明かないな…)
ククリムは沈黙を破ることにした。

「よし」

ククリムが浴槽から出た。
マステラはククリムはもう上がるのか、と思い少し安心したが、その思いは消えた。

「背中流してあげるよ」
マス「……えぇ…!?」

*********************************************

「大丈夫?痒くはない?」
マス「だ、大丈夫…です」

ククリムはマステラの背中を丁寧に洗う。
マステラには何だかくすぐったかった。

マス「……フフッ…」

マステラは思わず吹いてしまった。
ククリムはそれを見逃さなかった。

「…背中弱い?」
マス「いや、そ、そういう訳では…!!うわっ!?あっははははははっ!!」

ククリムはマステラの背中をくすぐり倒した。
マステラは悶絶している。

マス「えっちょ、本当にやめ…ふふふふふふふふあはははははははははっ!!」
「…めちゃくちゃ弱いな…」

そうして時が過ぎていった。

マス「は――――っ…は――――…限界…」
「私も…久しぶりに疲れた…」

気付けば、普通に会話が出来ていた。
…会話というよりは、独り言っぽい気もするが。

マス「…………」
「…………」

二人は見つめあった。
さっきまで何にもしゃべらなかった二人が、今では何故かバテバテになっている。
何だかそんな状況がおかしくって、二人で笑った。

マステラは久しぶりに心から笑った。

お風呂2→←トトの部屋


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設定タグ:マクロスΔ , 二次創作 , ワルキューレ   
作品ジャンル:アニメ
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ちゃまろ。 - ありがとうございます〜! (2019年10月20日 16時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - めっちゃ面白いです! (2019年8月23日 0時) (レス) id: cf65e5d56e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - なんかバグって更新されてませんでした…すいません! (2019年6月16日 13時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - 更新めちゃめちゃ遅れましたすいません!! (2019年4月24日 0時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - ありがとうございます…!!! (2019年3月19日 22時) (レス) id: 4a47a240b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃまろ。 | 作成日時:2018年7月26日 18時

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