【カゲプロ×ハイキュー】 烏 野 高 校 七 不 思 議 part2

〜episode33〜 ページ6

腕を掴まれた









・









・









お兄ちゃんの腕を




モ「お兄ちゃん！？」




お兄ちゃんは鏡に引き込まれそうになるのを必死にこらえている




そう、お兄ちゃんは私の方に手が近づいてきたとき




私の前に出たんだ




だから代わりにお兄ちゃんが捕まった




モ「なっなんで･･･！」




私はお兄ちゃんの掴まれてない方の腕を引っ張る




シ「まぁ･･･、仮にも兄貴だからな･･･」




モ「！！！！！」




何言ってんの




こんなとこでかっこつけないでよ




シ「モモ、エネを連れて逃げろ･･･」




は？




その言葉とともに私に自分のスマホを渡してきた




モ「何言ってんの･･･？」




シ「いいから先に行け！！」




お兄ちゃんの腕を握っていた力をさらに強める




モ「イヤだｯ！お兄ちゃんも一緒に行こうよ！！」




すると、お兄ちゃんは私を鋭い目で睨んだ




シ「いいから行けって言ってんだろ！！

　 １回ぐらいは俺の言うことを聞けよ！！！！」




ﾊﾞｯ




モ「ｯ！！！」




腕を振りほどかれた




シ「ｸｯ･･･、モモ！早く行け！！これ以上俺に迷惑をかけるなよ！！！！」




モ「････････････」




ﾀﾞｯ




私はうつむいてから奥へと走った




既にお兄ちゃんの姿は壁で見えない




ｶﾞﾗｯ




保健室を見つけて、そこに入ってドアを閉める




そのまま全身の力が抜けて、座り込んだ









・









・









ﾎﾟﾀｯ ﾎﾟﾀｯ




モ「うっ････グスッ･･･、バカ兄･･･」

〜episode34〜→←〜episode32〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す