忘れたい ページ14
今日はパフォチの録音が行われていた 。ウジオッパの監修の元、録音は無事に進んでいった 。何故か連れて来られたわたしはウジオッパの隣に座って録音を見ていた 。
dn「 ジュース買いに行ってくるね〜〜 」
そう言ったのはチャニオッパ 。他のオッパたちはまだ録音が終わってないからか、ジュースを強請った 。微笑ましい光景だなあと思いながらちらっとオッパを見るとわたしと目を合わせて周りにバレないように頷いた 。これは、来いの合図だってすぐにわかった 。
その合図は、昔から変わらないね 。
『 …… わたしも行ってくるね 。』
wz「 おーいってら〜 」
ひらひらと手を振ってきたウジオッパに手を振り返して録音部屋から出る 。
少し歩いたところからぎゅっと手を握られて空き部屋に連れていかれる 。鍵まで閉められたら、もう出る手口なんかない 。
『 …… 大胆な嘘だね 。』
dn「 自分から来たのはAでしょ? 欲しがりさんだね 。」
それはオッパの方でしょ、と言おうと口を開きかけたときにはもう既に机に押し倒しされていた 。
ああ、襟の空いてる洋服なんて着なきゃよかった 。
dn「 こんな洋服着て …… ヒョンたちに襲われたらどうするの? 」
『 襲われないよ 。』
dn「 今俺に襲われてるのに? 」
そう言うと同時に首に噛み付くオッパ 。力が強くて、痕になるだろうな、なんて働かない頭で考えた 。
練習生の頃、わたしはチャニオッパに告白された 。Aのことが好き、と 。わたしも、チャニオッパが好きだった 。1個上だけど同い年のように接してくれたオッパ 。日が経つ度に仲良くなって、お互い惹かれていった 。だからこの時、わたしも好きです、と返事をしていたらどうなっていただろうと未だに考えるときがある 。
わたしが告白を断ってから、オッパはわたしを求めるようになった 。
他の人にバレないかという恐怖心、それに比例して大きくなっていく興奮があった 。
dn「 考え事ですか? 」
『 ぁ、ごめ、… 』
dn「 てか、今日ホシヒョンにもキスされてたでしょ 。拒否しろっていつも言ってるじゃん 。」
『 ……… オッパだって、今日マネオンニに頭撫でられてたじゃんか、』
ああ汚い 。醜い独占欲のぶつけ合い 。
セブチやファンを犠牲にしてまで、恋人になろうとはお互い思わない 。けど、
『 ……… すき、です、』
「 … 俺も好き 。」
この感情は、抑えられない 。
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わきゅり(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます〜〜😭😭 更新頑張ります!! (2021年11月19日 20時) (レス) id: cfc6ec806d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 面白かったです!続き待っています!!! (2021年11月19日 16時) (レス) @page40 id: f150051e85 (このIDを非表示/違反報告)
わきゅり(プロフ) - むんさん» 大変遅くなってしまい申し訳ありません…読んでいただきありがとうございます!! (2021年8月9日 7時) (レス) id: cfc6ec806d (このIDを非表示/違反報告)
むん - 更新ありがとうございます! (2021年8月9日 1時) (レス) id: 753251e20b (このIDを非表示/違反報告)
わきゅり(プロフ) - 美紀さん» こちらにもコメントありがとうございますー! (2021年4月30日 6時) (レス) id: cfc6ec806d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わきゅり | 作成日時:2021年4月19日 12時