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#積もる違和感 ページ48

『ただいまー』



サ「お。おかえり」




玄関の扉を開けるとちょうどお風呂から出たところなのか、髪を濡らしタオルを首にかけたサツキが風呂場から出てきた。




サ「3番目だな!」



『あ、そうなの?』



サ「うん、うっしーたちが最後」



レ「うっしー…あー、ユーリちゃんとか」



み「あ、Aさん、レトさん、おかえりー!」



ヨ「ご飯作ったから食べてー」



『ありがと、めちゃめちゃお腹すいてた』



レ「俺も。2人ともありがとうね」




荷物を置き手を洗ってリビングに行くと、机の上に2人分のオムライスが置いてあった。


みんなで今日行った場所やあった出来事などを話しながらオムライスを食べ進めていると、半分食べたくらいで玄関の扉が開く音がした。




み「ユーリさんたち帰ってきたね」



牛「ただいまぁー」



キ「おかえりー」



ユ「A」



『ん?』




ユーリは玄関から一直線で私のところへ来る。


そしてそのまま私に抱きついてきた。




『え、ちょ、ユーリ、』



み「えっ!ユーリさんどうしたの!」



ヨ「こんな姿初めて見たかも…かわいい」



『ユーリ、どうしたの?』



ユ「…疲れた」



『…お疲れ』




ユーリは私の背中にがっちりと腕を回し、離れる気が無い様子。


こんなユーリを見るのは初めてだ。



うっしーと何かあったのかな…?



ひとまずユーリにご飯を食べさせ、私は完食したので先にお風呂に入ることにした。


お風呂から出てリビングに行くと、ユーリの姿が見えない。


みかんちゃんに聞いたところ、先に部屋に戻ったとのこと。


私も戻ろうとすると、キヨが近づいてきた。




キ「ねぇA、今日どこ行ったの?レトさん声めっちゃ枯れてるんだけど」



『カラオケ』



キ「えっ!カラオケ!?うわぁー行きたかった!レトさんの歌聞きたかったぁー!」



レ「A俺の歌上手いって言ってくれたもんな」



『あー…ソウダネ』



キ「歯切れ悪っ、え、レトさん歌下手なの?」



レ「…ちょっと今日は調子悪かったかも」



キ「絶対嘘じゃん笑」



レ「キヨくん行ってないからわかんないでしょ!」




ほんとキヨはレトをからかうのが好きだな…。




『………』




あれ…?




『…じゃあ私もう寝るね、おやすみ』



キレ「「おやすみ」」




最近少しづつ感じていた違和感の正体が段々わかってきた気がする。


私はユーリの待つ私たちの部屋に向かった。

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作者名:RIN | 作成日時:2022年8月6日 11時

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