#再来 ページ45
『え、』
いつも通り朝1番に起きた私はリビングに行くと、机の上にある見覚えのある2つの箱に目がいった。
近づくと箱の横に見覚えのある紙も置いてある。
＿＿くじを引いて同じ番号の人と今日1日デートしてください
あれ、これってまさか…。
とりあえず全員集まるまで待つことにした。
みんながリビングに集まり箱を囲む。
サ「これくじ引きデートだよね？」
み「うん。この間もやったよね」
ユ「またやるってこと？」
牛「そうっぽいな」
全員少しずつ戸惑ってはいたが仕組みはわかっているので、とりあえずくじを引く。
私の番号は…"2"。
あれ…前回も2だった気がするな。
牛「1ばーん。誰？」
ユ「あ…私」
牛「ユーリか、よろしくな」
ユ「うん、よろしく」
レ「えーと2番は…」
『あ、2番私』
レ「A！…そっか、よ」
レトは咄嗟に両手で自分の口を覆う。
『なに、笑 どうしたの？』
レ「なんでもない」
サ「3番誰ー？」
ヨ「あっ、私、！」
サ「えっ、まじ！？1回目も一緒だったよね！奇跡じゃん！」
ヨ「ね、ほんと！」
うわそこ一緒になったのか…すごいな。
いや待って、てことは……
キ「じゃあ俺はみかんとだな！よろしく！」
み「うん！よろしくね！」
今回の組み合わせ、結構大変なことになりそうかも…。
前回同様キヨを筆頭にどの組み合わせも次々家を出ていき、私たちは家に残った最後の組になった。
レ「うーんどこ行く…A行きたいとこあるん？」
『特にない…』
レ「あ、俺カラオケ行きたいかもーって思ったけど朝はな…」
『昼までゆっくりして午後行く？どうせみんな帰ってこないだろうし』
レ「おん、そうしよ」
一応意見は一致したがこれは企画としてどうなんだ…？
まあでも出かけるし、家にずっといる訳じゃないからギリセーフか。
レ「うわっ！」
『なに！？』
突然レトがテレビの下の引き出しを開けながら叫んだ。
恐る恐るレトに近づき引き出しの中を覗くと、そこには大量のゲームのカセットがあった。
『えっ！？』
レ「…でもこれ全部Wiiや」
『チョイス古』
レ「前のスマブラはSwitchやったんにな」
『Switchのカセットスマブラしかなかったみたいだね』
レ「そんなことあるんや」
とりあえず少し暗くなるまで暇なのは確定しているため、私たちはWiiで時間を潰すことにした。
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作者名：RIN | 作成日時：2022年8月6日 11時
