もういいです 2 ページ4
「え…?どういうこと…?」
私は思わず猛に聞き返した。
「私がまどかちゃんに嫌がらせ…?身に覚えがないんだけど」
私は困惑した顔で猛にそう続ける。
「…夏村がお前に嫌がらせされてる…って俺に泣いて訴えてきたからさ」
まどかちゃんが?私に嫌がらせされてるって泣いて猛に訴えに…?
「え…?私嫌がらせなんてしてないよ?どうしてそんなことになってるの?」
「いや、俺は夏村がそう言ってきたからお前に事実確認してるだけだぜ?
夏村の思いこみかもしれねえし、鎌先がそんなことするなんて考えたくねえし、
でもマネージャー同士の不仲とかあるんだったらチームの士気にも影響するから部としても困るからな…」
猛は頭ごなしに私を疑ってきた訳じゃなかったけど、まどかちゃんの態度を思えば、彼女への不信感が頭をもたげてきて、まどかちゃんの狙いは何なんだろうと私は考え始めていた。
これから私が男子バレー部の中で孤立して居場所を失っていくなど、この時の私には思いも寄らなかった。
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作者名:Musashi | 作成日時:2017年3月24日 10時