26 ページ26
真夜中のカーチェイス。
引き離してもすぐに詰めてくる。
ハンドルを握る手が汗で滑る。
なんでだ。なんでこうなった。
ちょろい仕事だった。
今までうまくやってきたのに。
「ち！しつっこいな！」
「変なのに手ェ出すからだよ！！なんだよあの日本人の女！！！」
「知らねーよ！！てかなんでそのスマホまだ持ってんだよ！！！」
「は！！！つい！！！」
ブー ブー ブー
「ひ！！電話かかってきた！！！」
「捨てろ！窓から今すぐ！！」
『捨てたらさっきの写真と動画、全世界に配信するから』
「しゃべったーーーーーーー！！！！」
「バカ！！なんで取るんだよ！！！」
「取ってねーーよ！なんか勝手に、、どーなってんのこれ！！」
「なんか俺こないだこういう映画観た、、携帯の、、」
「わー！わー！やめろ！！俺怖いのダメって知ってんだろ！！！」
『指輪。。。。かえ。。し。。て。。。』
「「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！」」
叫んだのと同時だった。
まぶしい光に目が眩んでブレーキを踏み込んだ、その先に言葉を失う。
視界を埋め尽くすパトカーの赤いライト。
まるで、赤い海のような。
「終わった。。。。」
「俺もう一生スマホと指輪見たくない。。」
「びっくりした。。応援呼んでくれてたんだね、６ヶ月」
「６ヶ月ゆーな。知らない。皆出払ってるとしか聞いてない。ちょっと待ってろ」
パトカーから出て仲間の方へ向かうその後ろ姿が
「ちょっとチャンミンに似てるんだよね」
彼の彼女には約束どおり
チャンミンに頼んで
♡マーク入りでサインを書いてもらおう。
「ほら、スマホ」
「お手数おかけいたしました」
深々と頭を下げる。
「指輪はなかった」
「。。。え？」
「ＳＯＲＲＹ」
「じゃあ、どこ。。。。」
「落としたらしい」
やっぱり
とことん指輪に縁がないらしい
「とりあえず１回署に戻るからな」
「いえっさー。。。」
ごめんね チャンミン
「しんみり禁止！！！！」
「ＹＥＡＨ！！！！」
「おまえ、おもしろいなあ、、」
「ちょっとやめてよ？つり橋効果とか」
「彼氏、魔がさしたんだろうな」
長い夜が終わる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
wakuko(プロフ) - miさん» miさん、はじめまして！はじめから読んでくださってありがとうございます！！そんな風に言っていただけて嬉しいです！お、、お仕事ならわたしがかわりに（挙手）うれしいコメントを胸に今日一日がんばれます〜ありがとうございます！２も楽しんでもらえたら嬉しいです (2019年5月23日 14時) (
レス) id: a203a3e1f3 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 偶然「2」を見つけて、やっぱり1からでしょって思い読ませていただきました。ヤバイ！とてつもなく面白い！！永遠読んでたい。2も、楽しみです。もう仕事なのに…このまま2…読みたい…着替えたくない…休みならいいのに。誰か代わりに仕事行ってきて〜 (2019年5月23日 7時) (レス) id: 481e06b906 (このIDを非表示/違反報告)
wakuko(プロフ) - ちさりんさん» ちさりんさん、作者のwakukoです。作者宛のコメントと思って返信しますね。読んでくださってありがとうございます！お返事大変遅くなりましてすみません！！汗。涙が出るほど笑って頂いて嬉しいですー！ありがとうございます＾＾ (2018年6月1日 21時) (レス) id: 20b1485493 (このIDを非表示/違反報告)
ちさりん(プロフ) - ほし☆いちさん、はじめまして。パート１の１９笑いました。涙がでるほど(笑)ありがとうございます (2018年3月24日 11時) (レス) id: 3b191643cd (このIDを非表示/違反報告)
ちさりん(プロフ) - ほし☆いちさん、はじめまして。パート１の１９笑いました。涙がでるほど(笑)ありがとうございます (2018年3月24日 11時) (レス) id: 3b191643cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：wakuko | 作成日時：2015年9月28日 19時
