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幼馴染だから ページ10

おはようございますAさん、今日時間ありますか?久々に会えないかと思って
Aおはよう!もちろんいいよ、私も恵に久々に会いたい
なら良かったです、ここの喫茶店で待ち合わせしましょう
A分かった!楽しみにしてるね〜
はい、じゃあまた後で
Aまたね〜!


「…まじか」


津美紀が呪われてからというもの、連絡はたまに取り合っていたけど会ってはなかった


楽しみなような気まずいような


「まあ幼馴染だし、大丈夫だろ」


恵とは高専に入る前に津美紀の新しい家族として紹介されて出会った


津美紀と私は従姉妹の関係にあったからよく家に遊びに行っていた


親が変わってもその関係は続いていて


だから後から出会った恵とも自然と仲良くなった


悟と関わりができたっていうのはだいぶ後から知ったけど


数少ない知り合いだから大事にしてるつもり


「恵、元気にしてるかな」


そう呟きながら恵が送ってくれた喫茶店の位置情報を頼りに道を歩いていく


そして辿り着いた先を見つめた


「ここ、悟と付き合った日に来たところだ…」


なんたる偶然、まあだからなんだって話なんだけど


「なんでだろ、ちょっと切ないな」


悟ともう一度くる約束を果たす前に、違う誰かとここに来るとは思わなかったから


なんて


「なにが切ないんですか?」


声のした方向を振り向くとそこには恵が立っていた


「え、あ、恵久しぶり!」


「あ、はい。久しぶりですね。とりあえず中に入りましょう。」


なんか少し大人びた?


そう思いながら言われるがまま中に入っていく


「恵は何頼む?私奢るよ。」


「いや、いいですよ。俺どうせコーヒーしか飲まないんで。」


「え、何しに来たの?てかコーヒーって大人かよ。」


「まあ少なくとも前よりは大人になってますよね。」


「ええ、何その私が間違えたこと言ってるみたいなの」


当たり前だろみたいな回答に思わずそう返す


これじゃ私がヒスみたいじゃん


「別にそこまでは…Aさんこそ、何頼むか決まってるんですか?」


「うん、まあ…なんとなく一つしか選べない。」


「なんですかそれ、新種の呪いですか。」


思い出の味だから


そんな単純な理由


「んー、そうかもね。」


そう言って乾いた笑みを浮かべると恵が表情を暗くする


「なんかあったんですか?五条さんと。」


「え?」


恵はもしかしてエスパーなのかな

笑えない→←トラウマ



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ぽゆお - 面白い! (2021年8月21日 20時) (レス) id: 1ae4b37a35 (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - 苺ミルク飴さん» 嬉しい感想ありがとうございます!これからも地道に更新続けるので、よろしくお願い致します。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
苺ミルク飴(プロフ) - すごく面白いです!とても好みの作品でした。お体に気をつけ、更新頑張ってください!続きを楽しみにして待っています! (2021年1月18日 18時) (レス) id: 7e42020719 (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。見落としていました、申し訳ありません。 (2021年1月17日 15時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜ノ花桜 | 作成日時:2021年1月17日 15時

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