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原因 ページ4

私と悟は夜蛾先生に言われた場所に向かっていた


いくら任務とはいえ、外で2人きりって慣れないな


そう思いながら横目で悟を見つめる


いつ見ても顔はいい、ただ性格がな、うん


「何見てんの?てか今失礼なこと考えただろ。」


「カンガエテナイヨ、この任務終わったら甘い物食べたいなーって思っただけ(嘘)」


私がそう言うと悟は表情を明るくした


え、なに?


「いいねそれ、任務さっさと終わらせて行こうぜ。」


あまりにも嬉しそうに言うので今更嘘とは言えず言葉を飲み込んだ


「あ、うん。でもこの任務内容が内容だから多分今日は無理だね。」


「は?俺がいるから大丈夫だろ。」


いや、私は?


てかその自信がすごいわ


「まあ悟は強いからねー、期待してるよー。」


「なんで棒読みなんだよ、ふざけんな。」


そんなくだらないやり取りをしていると目的の場所に辿り着いた


その瞬間、重たい空気が流れる


「…お前、死んでも死ぬなよ。」


「なにそれ、死なないし。悟こそ。」


目で合図を送って走り出す


「こっちの特級は俺が相手する、お前はおそらく屋上にいる1級を倒せ。」


「分かった、後で合流ね。」


そう言ってその場を後にすると私は屋上に向かった


そこには1級


ではなく、特級呪霊がいた


「…話が、違うっ」


予想外の出来事に心臓がどくんと跳ねる


「でもこんなの、やるしかないじゃんか」


気付けば横に特級が近付いていた


すぐさま私は術式を使う


私の術式は


「透過術式、七色」


自身の姿を限りなくその場に馴染ませることができる


そしてもう1つ、相手の身体を色別して急所を見分けることが出来る


しかも


「ばーん」


手をピストルのように構えて打つと、そこにだけ絶大な呪力を込めて攻撃ができるのだ


「ヴ、ヴ、ヴァァァァァァァァ!!!!」


攻撃が当たった呪霊が暴れ出した


「特級のくせに、弱いの?」


そんな言葉を吐いた瞬間、透過術式が解ける


解ける?


「なんで?」


次の瞬間、耐え難い衝撃が走る


呪霊は満足気にこちらを見つめて笑う


そこで気付く


通常では有り得ないほどの呪力が吸収されていたことに


「こい、つ…やりやがっ、た」


相手は特級呪霊、私は1級呪術師


私が攻撃をした瞬間、その呪力をそのまま引きずり込んだってところか


さすがは特級


「完全に油断した」


そう呟いて私は目を閉じた

後悔の連続→←始まりの日



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ぽゆお - 面白い! (2021年8月21日 20時) (レス) id: 1ae4b37a35 (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - 苺ミルク飴さん» 嬉しい感想ありがとうございます!これからも地道に更新続けるので、よろしくお願い致します。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
苺ミルク飴(プロフ) - すごく面白いです!とても好みの作品でした。お体に気をつけ、更新頑張ってください!続きを楽しみにして待っています! (2021年1月18日 18時) (レス) id: 7e42020719 (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。見落としていました、申し訳ありません。 (2021年1月17日 15時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜ノ花桜 | 作成日時:2021年1月17日 15時

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