烏野【入部前】 ページ2
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力に誘われたらやるしかないよね。
まぁ、面倒だけど。
しかも入って欲しい一番の理由が、西谷と田中のストッパー要員だからなぁ。
なんで私が。
そう、なんで私が。
私より力の方がいいでしょ、普通。
「いつまでグダグダ言ってんの?」
『いやだって力がぁ』
「最終自分で決めたでしょ」
『そうなんだけどさぁ』
「いいから入るよ?」
『うぃーす』
だって気になるじゃん?
力が普段どんなことやってんのかなぁって。
力が扉を開けると注目の的に。
うん、分かってたよ知ってたよ。
めんどくせぇ。
見てよ、ほら。
「あの人可愛い人誰だろうな!!影山!!」
「知るか」
「ち、力が女子を連れてきただとー!?」
「え、縁下ぁぁぁぁぁ!!!」
これぐらい言う権利あるよね?
『五月蝿いし、西谷と田中、お前らは私と面識あるだろ』
「そうだけど!!!」
『主将さんか副主将さんは?』
呼んでくる、そう言った力は私を放置してどっかいった。
おい待て。
なんで放置!?
この空間無理だから!!
「マネ希望?」
うわ先輩。
絶対先輩。
そしてお美しい。←
『まぁそんな感じです』
私がそう言ったらすっげぇ笑顔の先輩。
何これこの先輩なんなの美しすぎるんだけど。
「清水潔子。よろしくね」
「佐香Aです。よろしくお願いします」
潔子先輩って呼ぼ。
これは呼ばせてもらうしかないわ。
「あ、もう1人マネージャーいるんだ。呼んでくるね」
『了解です!』
力まだかよ。
「あ、あの!!」
『え、何?』
「ひっ、日向翔陽です!!あの、縁下さんとはど、どういう関係なんですか!!」
『力とは幼馴染みだよ』
「幼馴染みだってよ影山!!」
まさかのふくろう役かよ日向くん。
おつかれ。
「Aちゃん、もう1人のマネージャーの」
「や、谷地仁花でしゅ!!あ、です!!」
待って可愛い。
『佐香Aだよ。よろしくね』
「A、おいで」
『やっとか力』
もうすぐ終わりそうなんだけど((
「主将の澤村大地だ」
「副主将の菅原孝支だべ」
夫婦。
熟年夫婦。
絶対そう。
「それで、マネージャー希望なんだよね?」
『はい。あ、でもバレー知識全然ないですけど大丈夫ですか?』
「大丈夫大丈夫、縁下がちゃんと教えてくれるべ」
『おー、じゃあ期待してんね、次期主将!』
「Aあとで覚えてろ」
「よし、じゃあみんなに自己紹介してもらうことになるけど大丈夫か?」
『大丈夫です、さっきめちゃ絡まれました』
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作者名:夢見る少女じゃいられない | 作成日時:2018年12月31日 18時