脇役の華。 six【学校のカイダン】 (ページ10)

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今日ツバメは王様の家に行くそうで。
私もついて来てます。
中から声が聞こえる。まぁ、聞こえにくいが。

てかこれ不法侵入じゃね？ww
急いで出て、ツバメと隠れる。

ツバメ｢あの、｣
すると、王様は振り返る。
ツバメ｢あいってたから、その｣

『…不法侵入で訴えないでね、』
夏樹｢訴えねぇよ。
…なぁ。お前なんで生徒会長といるわけ。｣
ツバメ｢私も気になる…今更だけど…｣

『何でって…友人に似てるから。』
夏樹｢…そんだけの理由で？｣
『王様…アンタには分かんないかもしれないけどさ、私にとって大事な大事な友人なんだよ』

夏樹｢…へぇ｣
ツバメ｢わ、私の何処が似てるの？｣
『んー、名前とか、』
ツバメ｢な、なんて名前なの？｣

『…春菜…』
ツバメ｢ふぇ？｣
『…春菜椿((ﾎﾞｿｯ』
ツバメ｢ホントだすっごく似てる！｣
『なんでんな地味に嬉しそうなの。』

沈黙が出来た。
それを破ったのは王様だった。

夏樹｢じゃあさ、俺らプラチナの誰かがその名前に似てたらこっち(プラチナ)に来てたワケ？｣

『いや、それはない。
ツバメは椿にそっくりなんだよ。
バカ正直の所も自分の事攻めるところも覚悟と勇気がある所も。
まぁ、椿は悪い方の覚悟や勇気なんだけどな』
ツバメ｢悪い方…って？｣

『まぁ、そこん所はいつか。

っと…ツバメ王様に伝えたい事とかがあって来たんじゃ無いのか？』
ツバメ｢あ、そ、そうだ。
さっきの事だけど…どうしてヤケになってるの？｣

とツバメの声を背中で聞き部屋を出た。
そして、下で彗とツバメを待つ。