脇役の華。 six【学校のカイダン】 (ページ7)

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大倉陸、波瑠、王様は教頭に圧力を掛けに行ったが失敗した。
『波瑠、』

声を掛けるが、気付いてないのか振り向かない。
それに、すっごくイライラしてるみたい。

…仕方ないなぁ、特別サービスだかんね。
波瑠に後ろから抱きついた。
波瑠｢！？ってA…｣
『特別サービス。』

波瑠｢…ありがと｣
よく分かんないけどお礼言われたわw

『…波瑠。』
波瑠｢ん？｣
『いなくなるなよ』
波瑠｢いなくなるって？｣

背伸びしてデコピンしてやった。
波瑠｢った！何すんだよ！？｣
『はっはっは(棒)
まぁ、元に戻ったみたいでいいとしよう((ﾆｶｯ』
と笑うと波瑠は変な顔をした。
あ、別に変顔したわけじゃないよ。

波瑠｢…なぁA。｣
『んー？』
波瑠｢なんでんな笑い方すんの？｣
『そうな笑い方ってー？』

波瑠｢なんか、張り詰めるっつーかなんて言ったら分かんねぇけど、作り笑いみたいな感じ｣
『…分かんないなぁ。
作り笑いなんてしてないんだけどなー』
波瑠｢心から笑えよ。｣

顔から表情を消した。
『分からないや。心から笑うなんて。
忘れてしまった。
私は、ずっとこの笑い方をして生きてきたから…普通だと思ってるんだけど。
それにこんな無表情より、』
そう言って、表情を創る。

『笑ってる方が愛想良く見えるだろ？』

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