脇役の華。 six【学校のカイダン】 (ページ6)

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インターホンをツバメが押す。
陸｢夏樹。お客さん。｣
と中から声が聞こえた。

波瑠｢バカじゃねぇの？
今更嘆願書ってナニコレw｣

ツバメ｢特サ枠廃止を訴えているのはPTAの役員須藤君達の御両親です。
止められるのは須藤君達しか居ないと思うから。｣

玲奈｢私達に喧嘩売っといて何言ってんの？｣
陸｢自業自得でしょ。｣
夏樹｢特サは特サらしく分相応って言うのを弁えろ。｣

ツバメ｢ぶん、そうおう？｣
…バカって大変だね。あ、嫌味とかじゃないようん。
夏樹｢はぁー、
世の中ってーのはな持ってる奴が持ってない奴を施して成り立ってんだよ。
その格差は無くならない。
下の奴らが上の奴らの自由を損害しようとするからこうなるんだろ。｣

とまぁ、会話を右に左に流しながら周りをキョロキョロと見る。
あ、ギターある。いーな。

ツバメ｢ずっと前から聞きたかった事があるんだけど、何で私達をそんなに攻撃するの。
お互いの事を認めて皆混じって楽しく過ごせばいいのに。なんで？｣

波瑠｢目障りでうぜぇからだよ。｣
玲奈｢理由なんてないし。｣
陸｢まぁ、そんなウザさとももうお別れだけどね。｣

ツバメ｢私は皆のこと凄く嫌な人達だし、乱暴だと思ったけどもっと強い人達だと思った。
なのに、全部親の力借りるなんて。
どんなに私や皆を排除したくてもこんなやり方に納得しない人達だと思ってた。
今もそうだと思いたい。｣

そう言って、頭を下げる。
私も一応頭を下げる。特サだからね。
ツバメ｢お願いします。｣

波瑠｢何が強い人だよ、もう帰れ。
俺らがお前らに手ぇ貸すわけねぇだろ。｣
夏樹｢分かった。｣
そう言って立ち上がった。

夏樹｢その代わりお前ら全員土下座しろ。｣
嘆願書を持ち、ん？と言った。
すると、ツバメは土下座した。
私もつられて土下座する。

もう今はキャラなんて知らない。
プライドなんて知らない。

すると、王様は嘆願書を面白くないとでも言うようにばらまいた。