脇役の華。 six【学校のカイダン】 (ページ4)

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彗「やっぱりプラチナ連邦が
反撃してきたかー」

机にだるま落としを立て遊びながら話す彗。
私はソファに腰を下ろす。

ツバメ「笑ってる場合じゃないです
れんぽうだかレンコンだか
知らないけど
須堂君のお父さん達が」

彗「特サ枠を撤廃しなければ
寄付金を打ち切る。
そう圧力をかけてきた｣
『連邦って言うのは、
プラチナ王国の裏にいる親の事。』

ツバメ「私だけならまだしも
親を使ってみんなを
退学させようなんて許せない」

『違う。親なんて誰も使ってない。
ったくー本当にツバメって』
彗｢『バカだなー！』｣
あ、彗とかぶったw

彗｢口先で親を盾にする事と
実際に親に守ってもらう事は違う。
その大人達は呼ばれてもないのに勝手に出てくる
所謂ヘリコプターペアレントだ！！｣
そう言うと巧みな操縦でツバメの前にヘリコプターを動かす。

彗｢子供達の意思を尊重し自由にさせながらヘリコプターの用に常に上空でホバリングして監視。
何か起こりそうになると急降下して子供の手助けをする、心優しい親達だ。｣

ツバメ｢そんなのただの甘やかしじゃない。
ううん、そうやって｣
『子供を見下している。』

目を見開いてこっちを見たツバメ。
が、また彗の方を向く。

彗｢まぁ、何であれヘリコプターペアレント達が学校に強大な力を持っているのは確かだ。
特サなんてミサイル一発で撃破出来るんだろうな。｣
そう言うとﾋﾟｭｰﾝ。ﾁｭﾁｭﾁｭﾁｭﾁｭｰﾝ。
とゲームの音のような声を出す。

ツバメ｢そんな敵にどうすれば｣
彗｢それは、｣
ツバメ｢それは？｣
なんか近いんだけど、まぁいいけど…

彗｢『寝返らすんだよ。プラチナを。』｣
ツバメ｢は？｣
彗｢プラチナの連中をこっち側の味方につけて親達に撤退して貰うんだよ。｣
ツバメ｢そんなの無理に決まってるじゃないですか。
あの人達に攻撃を仕掛けたのはこっちですよ｣

彗｢だってもっと強い援軍が出てきちゃったんだもーん。仕方ないじゃーん。｣
するとツバメはヘリコプターを持って投げようとする。
彗｢あ、それ30万な。｣

ツバメは焦り出す。
『嘘に決まってるだろw』
彗｢ばーーか！！
昨日の敵は今日の味方。
戦況に合わせてコロッコロッと戦略を変えるのが軍師というものだ。
ツバメ｢はぁ？｣

とにかく。
奴等を味方に付けないと特サは全滅だぞ。
どんな手を使ってでもなぁ！！
革命家さん。｣