脇役の華。 six【学校のカイダン】 (ページ15)

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私はツバメの銃を持ち、引き金を引く。
『大人の皆さん。』と言った。
ツバメは予想外の展開に少し戸惑っている。
『貴方達の心にこのスピーチは響かないかもしれない。
それは、考え方は子供と違うから。
単純に物事を考えないから。

…貴方達は子供の本心を聞いた事がありますか？
将来何になりたいのか、何がしたくて今を生きてるのか。』

｢本心も何も将来はもう確実に決まってるんだ。｣
｢そうよ。もう決まっているわ。｣

『それは、子供がやりたいと望んだ事でしょうか？願った事でしょうか？
意見なんて聞かずに、一方的に決めて

今だって一方的に会議を進めて、権力で解決しようとする。
大人の皆さん、お金で全てが解決出来るという考えは大間違いです。

子供のやりたい事をさせてあげるのが親というものじゃないんですか？
それとも、自分の子供に後悔が募り募ったまま生きて死んでってして欲しいのですか？』

親達は図星を突かれたような顔になる。
私は銃を地面に置いた。
そして、口を開く。

『話が変わりますが…』