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・安塚一蔵(やっさん)
同期。相棒？互いに潜入系の任務が多いため、何かと行動を共にしている。
隊内では、柱の座を安塚に譲った方が良いのではという声があるが、それを一番思っているのは茶雨である(むしろ今すぐ代わってほしい)。また、安塚は茶雨に弱みを握られているという噂もあるが、だいたい合ってる。
最終選別中、それぞれ鬼に包囲され、共闘を持ち掛けたのが出会い。
今まで周囲にいなかったタイプの人間だったこともあり、気に入って一方的に絡みまくるように。安塚がお金に弱いことを良いことに、桜魔隊の給料とは別に報酬を渡し、面倒事に引きずり込んでいる。特に大立ち回りや派手な戦いとなると、基本安塚に丸投げ……もとい委任している。功績も華麗に擦り付ける。
当初は、利害の一致による契約で協力していただけのだが、今や良き相棒に。しかし、あくまで本人たちは「取引」「金だけの関係」と言って譲らない。安塚が助けに来るの前提で多少無茶な作戦を立てるぐらいには信頼しているくせに、実力「は」信用している、というスタンスを崩そうとしない。
また、頑なに「部下」であるとは言わない。気の置けない友人であるからなのだが、やはり絶対に口には出さない。「欲望に忠実な分、下手に人の良い人間より飼いやすい」「強く賢いわんこ」と公言している。……「部下」より遥かに酷い言い様なのだが。
「あ、やっさん、少し表口の様子見に行ってもらってもいいですか？そろそろ表口の皆さんにはキツい敵さんが、奇襲しかけてくる気がするんです。えぇ、はい、良く当たることでお馴染みな私の勘ですよ。そんなわけで、よろしくお願いします。……撃退出来たら？そうですね……とりあえず臨時報酬3円でいかがです？殲滅ならもう少し色をお付けしますが」
※参考：米10�圓�1.1円(大正4年)。
「また粗悪品を……良いですか、今は商家の若旦那と護衛という設定なんです。貴方がそのなりだと、主人である私の品格が疑われかねません。もっとマシなものを使ってください。せっかく目利きなんですから……最低でも中程度の品は選んでください。……返さずとも結構ですよ、お金なら腐るほどありますし、そもそも必要経費ですし。大人しく奢られてください」
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