ワケあり少女3 (ページ32)

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第三十二話ページ32

『こんなものかしら。』

私の全て。
私の、闇であり私の生きた道。

汚れや穢れ。
赤や朱。

全てが私の中にまだ残ってて。
私にとっては苦しい過去でしかなかった。
苦しい思い出でしかなかった。

今だってそれは変わらない。
私にとっては何よりも苦しい思いをしたとき。

「A。」
『、、、』

優しく私を呼ぶのは。

「ありがとう。」
『っ、』

綺麗に微笑む華月さん。
彼女は私に近づいて。

ぎゅっ、、、

抱きしめた。

「話してくれて、ありがとう、、、。」
『っやめてよ、そんないいものじゃないし。』

そう言いながらも、意識は変わって行っていて。

ここにいたい。
そう、心が叫んでる。
ここで過ごしたい。

何もかもをさらけ出した今。
私はそう考えてしまう。

でも彼らは。
そんな私を知ってると言う様に。

「Aちゃんー、これからもよろしくねー？」
「俺らが護ってやるよ。ちゃんとな。」
「Aは心配しなくていいよ～。」
「おかえり、Aちゃん。」
「Aさん、俺もいます！」

「A、来るか？」

そう言うの。
あぁ、やっぱり。

神様は残酷ね。
私にあんな罰を与え。
あんなにも貴方を恨んだと言うのに。
こんなことされたら恨むものも恨めない。

『もちろんよ。
私にはもうそれしかないから。』

お願いします。
そう言うと、リコさんは涙を溜めて私に飛びついた。

『っ、リコさん？』
「私もずっと貴方といるからっ！」
『！もちろんよ。私もリコさんと一緒にいるわ。、、、ずっと。』

みんな。

大好きよ。

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はいっ！
ワケあり少女、3終了です！

、、、と言いましても。
これで終わろうか、終わらないか、、、。
そこらへん決まってません。

だって奏とか綾とかなんにも解決してないし。
蓮も出てないし、、、

ってことで。
誠に勝手ながら続々々編、行っちゃいます。

皆さん、続々々編もよろしくお願いします(´･_･`)

出来たらURL貼ります

あと、只今作品アンケート実施中です。
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