ワケあり少女3 (ページ12)

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第十二話ページ12

岬陽平side

「っ、」

目が覚めて、知らない場所なことに少し驚いた。
でも理解する。
ここはAちゃんの家だと。

そこではっとする。
Aちゃんは？

布団はまだ微かに暖かい。
リビングだろうか？

俺はリビングへ向かった。

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見つけたのは一枚の紙とサンドイッチ。
仕事、か。
まだまだそこが知れないAちゃん。
寝る暇も惜しんで働く意味はなんなんだろう。
そう考えずにはいられない。

そんなことを思っていると。

pririririririri...

俺の携帯がなった。

「はい。」
ー岬くん？！貴方まだAの家？！ー

相手はリコさんだ。

「はい、そうですけど、、、」
ーAいる？！ー
「いえ、いませんけど、、、」
ーっ！ー

なんだ？
妙に焦った声を発するリコさん。
思わずこっちまで焦ってしまいそうな位。

「何があったんですか？」

そう聞かずにはいられない。
何があったんだ。

俺はその何かを聞いた時。

ーAが来ないの！ー

咄嗟にあのダンボールへと向かっていた。