窮鼠、猫を噛んだ。 (ページ7)

今日:10 hit、昨日:21 hit、合計:28,322 hit

7(ё) ページ7

私は彼らのことがどうしても知りたくなってしまったので、洋平に頼み込んで楽屋に連れて行ってもらうことにした。

【キュウソネコカミ楽屋】

洋「うぃーす。お疲れ様ー」

「こんにちは、、！」

中にはさっきキーボードを弾いていた人と、セイヤさんがいた。

？「あぁ！こんにちはー！お疲れ様でーす！」

セ「おっ！洋平！お疲れ様です！あれ、そこの女の子、誰？？さっきそ言えばキュウソ最前で見に来てくれてたよな？」

洋「うん。俺の親戚の子。すずって名前。さっき初めてキュウソ聴いて惚れた！って言うから笑」

「すごくかっこよかったです、、！ホント惚れちゃいました！もっとキュウソネコカミの事しりたいし、もっともっとキュウソネコカミの曲が聴いてみたいです！」

？「なんか直接言われると照れるな笑」

セ「んな笑なぁちなみ、すずちゃん、俺とシンノスケどっちがかっこよかった？笑」

？「おっ、確かにきになるな！笑笑」

セ「ヨコタシンノスケとヤマサキセイヤの真剣勝負や！」

(あのキーボードの人は、ヨコタシンノスケって名前なんだ…！えっ、でもどっちって言えばいいんだろ…)

私は洋平にアイコンタクトで助けを求めたが、洋平は洋平で、興味津々な目でこちらを見ていた。

(うぅ…こまったなぁ…)

「お二人ともかっこよかったです笑」

と、笑ってみせると、2人はえぇ～と言いながらそれ以上は迫って来ず、退がっていった。

(意外と気遣いができる人たちなんだな…！)

少し関心した。

ヨ「あっねぇ、すずちゃん！そうだそうだLINE交換せえへん？！」

セ「俺もええ？！」

「ホントにいいんですか？！ぜひ！」

と言って、私はLINEを交換した。

「あとで追加しておきますね！よろしくお願いします！」

セ「おーん！」

ヨ「こちらこそ！」

洋「そろそろ行かなきゃだからすず、出よっか。」

「うん！本当にありがとうございました！」

というと2人は手を振って見送ってくれた。

私はスマホを抱きしめるように握りしめ、楽屋を去った。