ココロオドル。あなたのせいだ。

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【You said】



あれから、1ヶ月。

毎日19時が待ちきれなくて、何度もスマホをチェックしてしまう。

私の中でフォーエイトは味気のない毎日を変えてくれる人たちだった。

はじめて本当の楽しさを教えてくれた人たち。




フォーエイトのことを話すと、隣のクラスのゆうこと仲良くなった。

ゆうこ｢昨日の動画みた？｣

｢見た！女子軍のドッキリいつも最高！｣

ゆうこ｢アマリザくんが優しくてもう死ぬかと思った！無理に起こさないで心配しながら毛布持ってきてくれるとか、、、｣

｢私はわかゔぁくんのお兄ちゃん感溢れる微笑みがたまらんかった、、、、、。はぁ、、、、、｣

ゆうこ｢A、目がハートになってるよ笑｣

｢だって！わかゔぁくんかっこよすぎたんだもん！それを私に言われてもどうしようもできないんだって！笑｣

ゆうこ｢はいはい笑、ほんとにAはわかゔぁくんのことになると熱いねぇ笑｣






はじめて動画を見たあの日からだんだんとわかってきたこと。

それは、わかゔぁくんの推しだということ。

今までオタ活してるって言ってる人が羨ましかった。

私にも推せるくらい夢中になれる人がほしいなって。

他人に興味をもてなくて。

でも、今はわかゔぁくんの笑顔を見て元気をもらっている。

これが推しが尊いってやつかぁ。笑






学校が終わり、家に帰るとまだ見たことのない動画を探しては見て、探しては見て。

｢なんでわかゔぁくんそうなるの笑 てかアマリザくんとのいきぴったりすぎる！笑｣

フォーエイトのおかけで日常が色づいたみたいだった。

私の中でみんなはモノクロしか知らない私にカラーを教えてくれた人たち。

いつもみんなを見てると幸せで、あの賑やかな空間にいるような感覚になる。



なにかできることはないかな。

元気をもらってるだけじゃなくて、それをみんなに伝えたい。

いつもありがとうって。

そんな気持ちが臆病な私を動かした。

｢コメント、、、、してみるか｣

今まで叩かれたり自分の意見を言ったりするのが怖くて、コメントを残したことはなかった。

｢どんなこと書けばいいのかな、、？ゆうこと仲良くなれたこと？それともこの動画の面白かったこと？｣

何を書いて良いかわからず、他の人が残したコメントを覗くと、思いおもいに書き込みをしていた。

悩んだ結果、私は私の気持ちを。

青い紙飛行機にのせた。


『私のココロオドルを初めて教えてくれてありがとうございます！』A

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