＃８２ 三年越し ページ41
Aに呼び出された
「おー、どうした？」
ガララッと扉を開ける音は、静かな教室に溶け込んでいった
「！あ、急にごめん」
「いや、別に大丈夫だけど…」
Aの様子がいつもと違うことに気づく
ずっとうつむいていて、心なしか赤く高揚しているようにも見える
もっと近くでAを見たいと思い、まっすぐに歩き出す
「お前、なんかいつもとちが…」
「あのね！」
大丈夫か
その言葉は言葉として出てこないまま消えていく
急な大声に驚く俺をよそにAは口を開く
「私、黒尾が好き！」
「…え」
フリーズする俺
世界の方が止まってるんじゃないかと疑うが
カチッカチッと時計の針が進む音に、止まっているのは自分だということに気づく
「好き…？」
「好き。」
確認を取るように発せられた俺の問いにはすぐに答えが返ってきた
そして、やっと追いついてきた俺の思考
「好き！？Aが俺を！？！？」
過剰ともいえる驚き方にAは嫌な顔一つ見せずにうんと頷く
「大会が終わったら、言おうと思ってたの
黒尾君、私と付き合ってください」
目の前に差し出されるその手は
俺が三年間見てきた手
白くて、小さくて、きれいなAの手
「黒尾…？」
再度かたまる俺に心配そうな顔を向けるA
「や、やっぱり、だめだったかな。ごめんっ…！」
と、引っ込めようとした瞬間
その手をぱしっと引き留めた
そして、自分の方に引き寄せて、抱きしめる
「ダメなわけないだろ…俺もAが好きだ
ずっと、好きだった」
やっと気づけたこの思い
気付かせてくれたAを
俺は、この先、絶対に離さない
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狐 - ハイキュー大好きで夢小説見始めました！すっごく面白く恋愛ありで読んでて楽しかったです！！夢小説もっと書いて欲しいです！！応援してます！！音駒が特に好きです！東京リベンジャーズ知ってたらマンガとアニメ見てくれると嬉しいです！！これからも頑張ってください (2022年11月14日 22時) (
レス) @page44 id: 2e177371f4 (このIDを非表示/違反報告)
しおきゃらめるぱふぇ - 、、、oh、、、、めいじさんにハートをわしづかみにされる、、、っ！！！！ (2021年8月8日 17時) (レス) id: c7f2f9aa97 (このIDを非表示/違反報告)
めいじ(プロフ) - しおきゃらめるぱふぇさん» いえいえ！こんなに沢山のコメントを…！時間もかかっているでしょうし、嬉しい限りです！一年半ぶりに復帰して素敵な方にコメントまでいただけて、私はとっても幸せです！ (2021年8月8日 16時) (レス) id: 176db2878a (このIDを非表示/違反報告)
しおきゃらめるぱふぇ - えっ、もう、えっ？？？天才だ、、、、面白すぎて、、、えっ？あっ、あっちこっちでコメントすいません(笑) (2021年8月8日 16時) (レス) id: c7f2f9aa97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいじ | 作成日時：2019年11月2日 10時
