＃５５ 話 ページ12
「Aちょっと話をしないか」
お父さんは数分黙り込んだ後に、そう提案した
穏やかで、優しい口調は昔の姿そのものだった
「うん」
私も落ち着きを取り戻し、お互い向かい合うようにして席に着く
「お前の中学の最後の試合、実は私も見に行ってたんだ」
「知ってるよ」
私の返答が予想外だったのか、お父さんは大きく目を見開いた
この頃は、怒った顔か、しかめっ面しか見ていなかったので
その表情ですら少し嬉しかった
「知ってた、のか。
私な、お前のあの試合を見ていろんなことを考えてたんだ
お前が出ていれば勝ってただろうか、とか、控えの選手がもっとうまかったらとか」
その言葉で、お父さんから私はどう見えていたのかが見えた気がした
嬉しさを抑えきれずに私はぷはっと吹きだして笑った
「もしもの話なんてお父さんらしくないね」
「そう、だな」
私の笑顔を見てお父さんも表情が緩む
お父さんの前で笑ったのはいつぶりだろうか
お父さんとこうして会話したのはいつぶりだろうか
普通の家庭がこんなに温かいことを私はいつから忘れていたのだろうか
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狐 - ハイキュー大好きで夢小説見始めました！すっごく面白く恋愛ありで読んでて楽しかったです！！夢小説もっと書いて欲しいです！！応援してます！！音駒が特に好きです！東京リベンジャーズ知ってたらマンガとアニメ見てくれると嬉しいです！！これからも頑張ってください (2022年11月14日 22時) (
レス) @page44 id: 2e177371f4 (このIDを非表示/違反報告)
しおきゃらめるぱふぇ - 、、、oh、、、、めいじさんにハートをわしづかみにされる、、、っ！！！！ (2021年8月8日 17時) (レス) id: c7f2f9aa97 (このIDを非表示/違反報告)
めいじ(プロフ) - しおきゃらめるぱふぇさん» いえいえ！こんなに沢山のコメントを…！時間もかかっているでしょうし、嬉しい限りです！一年半ぶりに復帰して素敵な方にコメントまでいただけて、私はとっても幸せです！ (2021年8月8日 16時) (レス) id: 176db2878a (このIDを非表示/違反報告)
しおきゃらめるぱふぇ - えっ、もう、えっ？？？天才だ、、、、面白すぎて、、、えっ？あっ、あっちこっちでコメントすいません(笑) (2021年8月8日 16時) (レス) id: c7f2f9aa97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいじ | 作成日時：2019年11月2日 10時
