恋の病、発症しました【恋の病と野郎組】

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誰もいない野郎組の教室で、生徒名簿を開き二葉先輩の誕生日を調べる花岡先生。





花岡「…なぜ俺は二葉の誕生日を調べているんだ。いや、コレも、教育の一環だ！」





そして二葉先輩のスマホで“1217”と打ち込む。






花岡「教育の…一…環！」





案の定、すぐに開いてしまった。





花岡「ハッ…SNSグループ…コレか！」





三村みんな、花岡先生ってどう思う?

四谷優しいよね

六反田生徒想いだし

五島おまけにイケメンじゃね?

七瀬二葉の奴も反省してるし、
スマホきっとすぐ返してくれるよね?

一条当たり前だろ。生徒のことなら何でもお見通し。あの花岡先生だぞ?

八代花岡センセイ、だぁい好き







花岡「アイツら…！もう…！！」





嬉しそうな花岡先生を、廊下から覗く私達。

なんか騙してごめんなさい、先生。



花岡先生が「よし」と立ち上がったので、慌てて水道で手を洗うフリをした。





花岡「お！ちょうどいい所に！」

六反田「先生〜！」

花岡「コレ、二葉に、返してやってくれ。今後気をつけろ、ってな」

六反田「よし、みんな行こう！」

「「「おう！」」」






花岡先生から受け取ったスマホを持った六反田先輩を先頭に走り出す。

花岡先生が単純で本当によかった。

ありがとう、先生！







花岡「…ん？」








それから本当にごめんなさい。








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