恋の病、発症しました【恋の病と野郎組】

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いよいよ二葉先輩のデート当日。






でも、二葉先輩は授業中に携帯を鳴らして、花岡先生に没収されてしまったらしい。

うちの校則では3日間返して貰えないと決まっているので、先生にいくら頼んでも返してもらえなかった。

待ち合わせは16時。

今はその15分前。






二葉「もう待ち合わせが…」

六反田「場所は分かってるんでしょ？」

七瀬「遅刻するぞ」

A「あと15分しかありませんよ」

一条「もういいから行けって。スマホは諦めろ」

二葉「あぁ〜！！」





二葉先輩はお兄ちゃんが渡したカバンを投げ返して、叫びながら走っていった。







16時20分。



四谷「二葉くん、会えたかな」

A「上手くいくといいんですけど…」





すると、六反田先輩に公衆電話から電話がかかってきた。





六反田「もしもし」

二葉『ロクちゃぁん！』

六反田「二葉？どうしたの」




六反田先輩に反応して、みんなが先輩の周りに集まる。




二葉『ごめんな。もらった100円、こんなことに使って』

六反田「それより、デートは？」

二葉『いないんだよ、待ち合わせ場所に！もしかしたら待ち合わせ、ここじゃなかったのかも。スマホがないと、もう何も、待ち合わせすらできない！』

六反田「まだ20分しか経ってない。遅れてくる可能性もある！」

五島「いいから、おめぇはそこで待ってろ！」








こうして、私達の『花岡先生から二葉先輩のスマホを取り返そう作戦』が始まった。






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